ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

反米デモとアルカイダ

「アラビア半島のアルカイダ」が、リビアでの米領事館襲撃が「米軍に幹部が殺害されことの報復だった」との声明を発表しました。同事件が用意周到に準備されたものとの見方もいろいろ出ていて、その中にはアルカイダの犯行だとする根拠の薄い見方もあったのですが、どうも現在浮上している情報だけでは判断できません。
 もしも、そもそもリビアやエジプトで始まった反米デモが、アルカイダ工作員による仕掛けだったとしたらたいへんな大謀略ということになりますが、そこまでは現時点では考えにくい気がしますが。
「アラビア半島のアルカイダ」はさらに、「もっと米国公館を襲撃し、米国人外交官を殺害せよ」と呼びかけています。また、パキスタン北西部を本拠地とするアルカイダ本体は、すでに世界的に影が薄くなっていましたが、こちらもチャンスとばかりに、反米行動を呼びかけています。
 ただ、アルカイダ本体はもはやアラブ社会でそれほど求心力がないので、アルカイダが前面に出ることによって、反米デモに逆にブレーキがかかる可能性もあります。あるいは、ブレーキをかけるためにアメリカ側がアルカイダ仕掛け説を流してたりして・・・・勘ぐりすぎですね。
 アルカイダのアイマン・ザワヒリはまた、シリア政権を打倒せよとも呼びかけていますが、その際、「アメリカはアサド体制を擁護している」と指摘しています。いろいろな点で、余計なコメントが多い人物です。

 謀略といえば、反米デモのきっかけになった映像の制作者ナクラ・バスリ・ナクラ氏を、ロサンゼルス保安官事務所が任意聴取したとのこと。彼は2010年に銀行詐欺で有罪となり、5年間の保護観察処分を言い渡されていたという札付きの人物だそうです。
 また、この人物はエジプトのキリスト教異端派「コプト教」の信者だそうです。コプト教徒はエジプトでイスラム主義者と血みどろの抗争を繰りひろげてきた人々です。こちらもなにやら裏のありそうな話ではありますが・・・。
スポンサーサイト
  1. 2012/09/16(日) 12:09:46|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<警察庁拉致問題対策室廃止 | ホーム | 尖閣で逆襲のチャンス>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/914-13731018
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。