ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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オスプレイ問題その4

 ここ数日、あちこちで「オスプレイ、どうなの?」との話になることが私の周囲で続きました。あれだけニュースでやったため、市井でもそれなりに話題になっているようです。
 報道をいくつも拝見しましたが、3つの性質の異なる問題がごっちゃになって議論されていますね。これらは、本来なら分けて論ずるべき論点です。
①安全保障はどうなのか? 米軍基地は必要なのか?
⇒これはさまざまな意見があって然るべき。私自身はむしろ基地縮小派です。
②日本政府は国民の不安にきちんと対処しているのか?
⇒これはまだまだ改善の余地があると思ってます。
③オスプレイは危険なのか?
⇒とくに危険なわけではありません。

 この3つの論点がごっちゃになっているのは、基地反対派による意図的な印象操作によるものでしょう。あの方々も、ご自分たちでは「良かれ」と思ってやってるので、その誠意を否定はしませんが、主張のために無理筋なこじつけをゴリ押しするのは、いただけないですね。実際、それで不安になる人もたくさんいらっしゃるわけですから、そのあたりのことももう少し考えていただきたいと思います。

 さすがに大手メディアではスルーされていたマニアックな話ですが、反対派(常習犯の沖縄の新聞ですね)の印象操作の典型例の顛末↓
▽消えたオスプレイの謎は3年前に決着済み(togetter)
(『週刊オブイェクト』の@obiekt_JPさんによるまとめです)

 こういう構図は、いま話題の反原発運動でもしばしば見られますね。ただし実際には、オスプレイにしろ原発にしろ「反対派おかしくない?」と言う人が結構いらっしゃいます。情報戦の観点でいえば、反対派が心理戦を仕掛けている構図で、一見それなりの成果を上げているようにも見えますが、実際には反発も大きく広げています。心理戦は難しいのです。
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  1. 2012/07/27(金) 12:13:28|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

>その誠意を否定はしません

ホロコーストもスターリンの粛清も中共文化大革命も、アサド政権の国民弾圧も善意誠意から来ているに違いありません。

日本列島は日本人だけの物ではないとかいうルーピーや日本は解放されていないと言う小沢解放軍司令官、海上保安庁に体当たりした武装漁船を逃した仙石など忠共派政権の存在の一方で、中共の国家的意思は国防動員法に見れるように明らかです。

以前、チャンネル桜の討論番組でそうそうたる防衛専門家が人民解放軍を舐め切った態度を取っていたのに驚きました。

あと、清水なんとかという軍事ジャーナリストも酷かった。

ただ、遅れて参加した平松茂雄氏のみが中共の国家的意思の実現の歴史を説明して他の出演者を黙らせてしまった。
http://www.youtube.com/watch?v=nOVPJP6koQk

兎に角中共は自国民が何千万人死のうが核兵器開発を実現させた連中です。金朝朝鮮も自国民300万人が餓死しても核兵器を開発した。

それと比べればアサドなんて天使みたいに善良な指導者です。

現時点での軍事力という考えでは中共のこの20年間の軍備拡張は説明出来ません。やはり、全体主義国家とその国家的意思という要素を考えなければ総合的インテリジェンスは成り立たないのではないでしょうか。
  1. URL |
  2. 2012/07/27(金) 16:01:19 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

新兵器の配備に対する反対運動として連想されるのは、私の場合は西ドイツでのパーシングミサイルの配備への反対運動です。冷戦後の答え合わせでは、モスクワからの影響力が運動に及んでいたと結論されています。
今回も同様に、いわゆる「役に立つ愚か者」として善意を利用されているだけだと解釈してもあながち間違ってないと思います。
  1. URL |
  2. 2012/07/28(土) 15:39:39 |
  3. うそこばん #mQop/nM.
  4. [ 編集]

「うそこばん」様のいう冷戦後の「答え合わせ」と言うのは面白い表現。

ただ、日本左翼はまだその「答え合わせ」に参加するのを拒否している。

実際にアサドの父親のハフェズ・アサドは息子バシャルの弾圧虐殺を上回る2万人の自国民を殺戮しているが、日本左翼はその「答え合わせ」に参加していないのでシリアに幻想を抱いてきた。

私の知り合いの親シリア派アラビストは後進国シリアでダマスカスの夜景が薄暗いのを環境保護の観点から賛美(大笑い)。シリア人はゴミを出さないって(爆笑)。

そして、バスの中などでクーラーを使うイスラエルなどの先進国を批判し、シリアの土ぼこりの中を冷房無しで進むバスを大賛美(涙笑)。

実際にはアラブ人だってインドネシア人だって暑いのは日本人と同じ。それって本当は凄い人種差別じゃん。

さて、部分的にでも情報公開された文書を30年後などに読むのが「答え合わせ」とすると、国家安全保障の為に対外情報を取るのは「カンニング」。

個人レベルとしてカンニングはやってはいけないのがモラルだが、逆に国家レベルとして「カンニング」をやられっぱなしで、自分達ではやらないというのは、何か根本的な哲学的問題がある。

正に清く正しく美しく滅びるという国家的幼児思想。それは日本国内を一歩出れば通用しない。

  1. URL |
  2. 2012/07/29(日) 15:06:26 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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