ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

シリア「恐怖の壁」が崩れるか

 マーヘルの第4機甲師団がダマスカス市内に展開し、反体制派の牙城となっていた地区をほとんど街ごと破壊するような攻撃を加えました。これにより、ダマスカス市内はほぼアサド軍の手に落ちた模様です。
 これは「やっぱりマーへルは何でもやる奴だ」という恐怖を市民に与えた効果も多少はあります。けれども、ダマスからの情報によると、それよりも「これまでダマスカス市内はアサド政権ががっちり押さえていて、革命はまだ難しいかもと思っていたが、そうでもないかも」という空気を市民にもたらしているとのこと。シリア革命の本質は「恐怖の壁」をめぐる戦いだと再三指摘してきましたが、すでに「恐怖の壁」にヒビが入ったといえます。
 他方、政府軍がダマスに集中した間隙に、地方では自由シリア軍が攻勢に出ています。各地で政府軍を撃破(というか、徴兵兵士主体の一般部隊はもはや戦意がなく、多くの部隊がほとんど機能しなくなっている模様)しています。こちらも「恐怖の壁」が崩壊しつつあります。
 とくに、現在はアレッポ市内の多くの地域が自由シリア軍によって制圧されました。いずれマーヘル部隊(第4師団+共和国防衛隊)との決戦になると思いますが、「恐怖の壁」が霧消すれば、後は「マーヘル部隊+シャビーハ」対「自由シリア軍+国民」の戦いになってきます。「マーヘル部隊+シャビーハ」連合は手負いの獣みたいなものなので、国民の犠牲を抑えるためには、速やかに撃破する必要があります。
 今後、必要なのは和解とか交渉とかではなく、速やかな武力革命です。おそらくアメリカのインテリジェンスが裏の支援を強化していくと思います。反体制フェイスブックではいまだに感情的アメリカ批判の声が多くありますが、こうなると、頼りになるのはやっぱりアメリカです。
 それにしても、たかがアサド兄弟2人のために、国民同士がこれだけの殺し合いをしなければならないなんて・・・これが「独裁」の正体ですね。
スポンサーサイト
  1. 2012/07/25(水) 23:29:48|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
<<スパイ&サイバー戦 脅威の実態 | ホーム | ツイッターはじめました>>

コメント

ニューヨークタイムズによるとゴラン高原向かいのシリア側に張り付いていたロシアのエリント部隊がシリア脱出を始めた様です。
  1. URL |
  2. 2012/07/26(木) 23:59:55 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

フェイスブックにも流れてました。NYTなら米軍あたりから(元ネタはイスラエル軍かもしれませんが)ウラとったのかもしれませんね
  1. URL |
  2. 2012/07/27(金) 11:12:04 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

戦争を推奨してるのでしょうか?
あなたは戦わないのに?
武力行使で解決?
クレイジーですね。
  1. URL |
  2. 2012/08/01(水) 13:40:40 |
  3. 匿名 #-
  4. [ 編集]

さあ、アサドが国民に毒ガス撒いてもシランプリしましょう!

皇子山中学の先生や同級生を見習いましょう。

(サダム・フセインは自国民のクルド人やシーア派に神経ガス撒いても世界はダンマリでしたね)
  1. URL |
  2. 2012/08/01(水) 21:26:11 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

twitter

太字の文

私は、twitterで虐殺の罪を解いています。

もっと、何か、アサド軍を倒す決定的な事実がほしいです。
  1. URL |
  2. 2012/08/29(水) 00:12:12 |
  3. tomoyayamaguchi1 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/834-1d5d77aa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。