ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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オスプレイ問題その2

 民主党の前原誠司・政調会長が、オスプレイ問題で「岩国や沖縄の民意を軽く考えている」と野田総理を批判しました。つまり、オスプレイの安全性が担保されないうちはダメだとアメリカに言えよ、ということですね。
 これに対し、同じ民主党の石井一・副代表が「日米安保体制で、日本側は米側にそういうことは言えないはず」と批判しました。
 どちらも正しいことを言っていると思います。日米同盟の取り決めでは、アメリカが配備・運用するの通常兵器について、日本側が拒否はできません。いちいちそんなことが必要であれば、円滑な軍事活動は不可能だからです。
 しかし、日本の政治家は日本国民の民意のために働くのが責務であり、民意がオスプレイ反対なら、アメリカに文句を言うのが筋です。
 私自身はオスプレイがとくに危険な代物とは考えていませんが、そういった報道があったために国民の多くが「危険だ」と信じてしまっているなら、日本政府は国民の意思に従わなければならないと思います。それこそが民主主義の基本ですね(オスプレイがとくに危険性が高いわけでないなら、それを国民に説明するのも政府の役目ですが、それはまた民主主義とは別の話です)。

 私はかねて主張していますが、冷戦終結後の日米同盟は、日本側の持ち出し過多であると思っています。日本側は強気の交渉が可能で、今回はいい機会なので、アメリカに「日本人をなめんなよ」というところを見せるくらいでちょうどいいと思います。「日米同盟は信頼関係」という精神論は、実際にはアメリカに著しい利益をもたらしていると思います。あくまで他国ですから、最後は損得勘定の駆け引きというのが世界標準だと思うのですが・・・。
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  1. 2012/07/21(土) 02:20:59|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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