ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ダマスカスで戦闘激化

▽シリア:首都で交戦激化 反体制派、政権中枢へ攻勢(毎日新聞 7月16日)
という状況になっています。
 フェイスブック等を通じて現時点で私が映像配信を確認できたのは、以下です。
①アル・タダモン(ダマスカス市内)で自由シリア軍と政府軍と激しい戦闘。
②ダマスカスから南方に向かうハイウェイを自由シリア軍が封鎖中。
③アル・ミダーン(ダマスカス市内)で自由シリア軍と政府軍が戦闘中。
④アル・グータトゥ(ダマスカス東部郊外)で戦闘中。本日、マーヘル・アサド指揮下の戦車部隊が侵攻。
⑤アル・ヤルムーク(ダマスカス市内のパレスチナ難民キャンプ)に政府軍侵攻。
⑥数自前の当ブログで紹介したアサド政権のインナーサークルのひとりであるルストム・ガザリ軍事情報局ダマスカス郊外地区長(元軍事情報局レバノン支部長)の義理の兄弟(実の姉もしくは妹の夫)であるヤシン・ガザリ(苗字が同じですが詳細不明)が政権離脱を表明

 また、シリア革命総合委員会が「アサド政権が初めてダマスカス市内で砲撃を開始。アル・タダモン、ヤルムーク、ハイ・アル・カダム、ミダーン、ダフ・アル・ショークで確認された。アル・タダモンの上空には武装ヘリが出現。アル・タダモンから市民多数が避難」と発表しました。

 反体制派フェイスブックでは、「シリア革命2011」「ドゥーマ委員会」のページで「これからダマスカスで最終作戦を始めよう」との呼びかけが盛んに発信されています。政府軍将兵に対して「離反して自由シリア軍に合流せよ」、市民に対しては「ゼネストを行おう」「離反兵士を助けよ」などといった呼びかけが併記されていますが、要はこれまでのデモ呼びかけから、実力駆使(つまりゲリラ作戦)中心の活動呼びかけに完全にシフトしています。
 なお、ダマスカス市内とダマスカス郊外には現在、ホムスを追われた自由シリア軍兵士が多数流れてきていますが、士気も戦闘経験値も高い彼らが首都決戦の指揮をとっていると、もっぱらの噂になっています。

 ただ、戦力はやはり今でも政権側が圧倒的に有利ですので、さらに政権軍による容赦のない大量殺人が行われる可能性がきわめて高くなってきたといえます。
スポンサーサイト
  1. 2012/07/16(月) 23:25:48|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<李英鎬総参謀長失脚の衝撃 | ホーム | 共同通信がシリア虐殺の村から記事配信>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/814-b6c45cca
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。