ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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ロシアの対シリア武器輸出凍結とアナン=アサド会談

 ちょっとしたグッドニュースとバッドニュースです。
 インターファクス通信によると、ロシア軍事技術協力局のビャチェスラフ・ジルカルン副局長が9日、シリア情勢安定まで対シリア武器輸出を凍結すると語ったとのことです。
 戦闘機や防空システムなど、最高40億ドル(約3200億円)の武器輸出契約が解除されるかどうかはまだ不明ですが、とりあえずロシアが、さすがにアサド政権への単独肩入れに政治的な警戒を抱き始めたことを表しているものと思われます。
 シリアで今日も行われているのは、まさに流血の殺し合いという現実ですので、口でどうこう言い合うよりも、こうした武器輸出凍結のような「行動」が重要です。アサド政権はこれにはかなり警戒を抱くと思います。

 他方、あいかわらずのアナン調停の迷走です。
 9日、アナンはダマスカスでアサドと会談。アサドが暴力の停止と収束に向けての努力を約束したと発表しました。今後、反体制派にも同様の呼びかけを行うそうです。アナンはその後、イランに向かったそうです。
 いったい何をやっているのでしょうか? アラブ連盟の調停努力も、国連の調停努力も、アサドはすべて口では「わかった」と言いながら、実際にはその間隙を利用して国民虐殺を続けてきました。今すぐレッドカードをつきつけるべきですが、アナンのやっていることは、「口だけ合わせておけば、国際社会は介入しない」というメッセージをアサドに与えているだけです。
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  1. 2012/07/10(火) 13:58:31|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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