ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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オスプレイ問題

 オスプレイの配備についてはさまざまなメディアが詳細に報じていますが、ひとこと。
 米軍は日本側がどう騒いだところで、自分たちの都合で予定どおり配備するでしょう。たとえ日本政府が配備延期を頼んだところで、米軍様がハイと言うとは思えません。
 実際、オスプレイは米軍ではすでに実働装備になっていて、有効な性能ですから、これを配備しないという選択肢は考えられません。
 オスプレイはヘリと固定翼機の「良いとこ取り」をしようという新基軸の装備なので、かなり挑戦的な開発ではありましたが、現在ではほぼ完成品に仕上がっています。「未亡人製造機」のような性能であれば、米軍でも実戦配備はしないわけで、実用段階以後の事故率も、数字だけをみればとくに他の航空機より危険ということでもありません(とくに回転翼機はもともと安定性が良くない装備です)。
(たとえば、昨年5月、米軍特殊部隊に殺害されたビンラディンの死体は、アフガンの米軍基地からインド洋上の米空母にオスプレイで搬送されています。墜落の恐れがあるなら、そんな重要任務には使われません)
 しかし、地元自治体は猛反対。これは、「オスプレイはきわめて危険」との情報が溢れているからです。墜落常習機ということであれば、地元が反対するのは当然ですね。それ自体は至極まっとうな判断です。
 問題は、前述したように、オスプレイがとくに突出して危険というわけでもないのに、なぜか「きわめて危険」との報道が氾濫していることです。メディア側がよく調べていないことと、反米軍バイアスの両方が作用している可能性がきわめて高いようにみえます。
 もっとも、どんな軍用航空機も絶対落ちないということはありません。仮に米軍が強行配備し、日本政府が容認したオスプレイがなんらかの事故を起こしたなら、日本国内ではかなり大きな政治問題になります。
 私の考えは、問題はオスプレイ配備ではなく、やはり市街地にヘリ基地があるという危険性です。何度も書きますが、まずは嘉手納統合。次いである程度時間をかけて海兵隊縮小・撤退交渉とすべきと考えます。
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  1. 2012/07/09(月) 11:47:43|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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