ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シリア秘密警察の拷問施設

国際人権団体「ヒューマンライツ・ウォッチ」の詳細な調査報告が発表されました。
▽シリア:拷問センターの詳細 明るみに ~27拘禁施設の所在地、指揮官名、拷問方法 明かされる
 報告によると、これらの拷問施設はやはり「軍情報局」「政治治安局」「総合情報局」「空軍情報局」の管理下にあるとのこと。
 もっとも、私の知る限り、その他にも「総合治安局」(アル・アムン・アル・アーム)の収容施設が多数あります。さらに、極悪民兵「シャビーハ」も自分たちのアジトに人々を拉致して拷問・殺害しています。
 以前も書きましたが、私の知人も数名、拘束された経験があります。4ヶ月捕まっていた友人もいます。友人のなかには、従兄弟が拘束され、虐殺遺体で発見された経験を持つ人もいます。アサド政権を打倒しないかぎり、こうした恐怖体制は存続します。
 海外の紛争地をぶらついていた若い頃、サダム時代の秘密警察支配の実態を書いた『Republic of Fear: The Inside Story of Saddam's Iraq』(カナン・マキヤ著)をたまたま読み、それでイラク問題にのめりこんだ時期がありました。たとえばイラク戦争の頃、反米言説の延長でサダム支持を公言していた方々もおられましたが、独裁国家の実態とはこういうものであると知っていただきたいと思います。

 ところで、上記の調査をまとめた調査員はこう述べています。
「ロシアはこのような犯罪の加害者に、保護の手を差し伸べてはならない」
 まったく同感。犯罪者を保護するのも犯罪です。国際社会はシリア問題に対するロシアの犯罪性を厳しく糾弾すべきと考えます。
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  1. 2012/07/05(木) 13:58:41|
  2. 未分類
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  4. | コメント:2
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  1. |
  2. 2012/07/13(金) 21:47:18 |
  3. #
  4. [ 編集]

管理人限定閲覧コメントでご質問をいただきましたが、べつに秘匿する内容でもありませんのでこちらで回答させていただきます。
シリアではムスリムがムスリムを殺害しているのか?とのご質問ですが、「そのとおり」です。
  1. URL |
  2. 2012/07/18(水) 10:42:29 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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