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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

アラファトに放射性物質毒殺説?

▽アラファト氏遺品から放射性物質、夫人が遺体掘り起こし要請へ(ロイター日本版)
だそうです。
元報道はこちら↓
▽What Killed Arafat? Arafat's widow calls to exhume his body(アルジャジーラ)
 なんというか、強烈に陰謀論臭を放っているニュースですね。仕掛け人は、PAの多額の予算を着服した挙句に、滞在先のチュニジアからも追い出された悪名高きスーハ未亡人です。
 鑑定したのはスイス・ローザンヌの研究所ですか。よくわかりませんが、ポロ二ウム検出が8年後だなんてちょっと不自然すぎる気がしますね。ということで、現時点ではガセの可能性が高いと思いますが、続報を待ちましょう。
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  1. 2012/07/04(水) 11:56:02|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

放射性物質というとロシアのKGBのやり方ですが、疑いの方向としてはモサッドの工作ですか?技術的には可能でしょう。

ただ、あの時点ではシャロン政権ですが、シャロンが個人的にアラファトを憎んでいたのは確かにしても安全保障的または政治的必然性がありますかね。

以前、イスラエルの右派政治化がアラファトはエイズで死んだので診断書が出てこないと主張していましたが、私は強いストレスで死んだ様な気がしますが。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 22:19:36 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

それよりも怪しいのはイスラエルの故イツハク・ラビン首相の暗殺事件です。

1.秘密警察シャバックの関与が診断書を隠した。
2.ラビンの着ていた遺物のシャツに3発の銃弾で出来た穴とは逆の正面からの銃撃と思える穴が開いている。
3.2に関連して当時警備の担当者が撃たれたラビンを車の中に押し込んでいる。
4.世界トップレベルの要人警備能力を持つシャバックは厳重警備をしながら誰も不慣れな銃撃者を撃っていない。
5.4どころか警備担当者の一人は「空砲だ!」と犯人のイグアル・アミールに時間を与えている。
6.犯人はシャバックのエージェントの監視下にあったのだが、監視役アヴィシャイ・ラヴィヴが当日に限ってどこかに消えた。
7.犯人も「自分は騙された」と思い始めている。
8.ラビンはヨルダン川西岸地区でのシャバックの治安活動を著しく制限していて内部には危機感があった。

陰謀論は「始めに陰謀有りき」ではいけませんが、一つ一つ可能性を潰していく必要がありますね。私は七割くらい「秘密警察シャバックの関与有り」と見ています。
  1. URL |
  2. 2012/07/04(水) 22:41:24 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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