ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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海上保安庁出身の外務省企画官が自殺

 先週のエントリーで、中国から弾道ミサイル移動発射基が北朝鮮に輸出されていた情報が朝日新聞にリークされた件について、「密輸を裏づけるドキュメントを見つけたのは日本でしょうが、こうしたインテリジェンスを日本が独自の政治判断で公表するということはありませんから、アメリカとよく相談してのリークということでしょう」と書きましたが、どうやら違っていたようです。
 海上保安庁から外務省国際情報統括官組織第2国際情報官室に出向中の企画官が、20日に自宅で自殺していたことが判明しました。その企画官は、この情報漏洩に関して外務省当局の聴取を受けていたとのこと。真相はまだわかりませんが、この企画官から何らかのルートで朝日新聞に情報が抜けた可能性がきわめて高いと思われます。
 外務省の機密保全の観点からすると、これはアウト。朝日新聞の側からすると、鮮やかなスクープのクリーンヒットですが、そのせいで人が一人死に追いやられたとの重い責任を負ったことになります。
 それにしてもわからないのは、なぜアメリカは(日米韓当局の合意事項ですが、アメリカが主導したものと思われます)、そもそもこの情報を外に出さないと決めたのかということです。中国か北朝鮮に対する配慮でしょうか? それとも、こうした船舶ドキュメントで中国や北朝鮮の物資輸送を把握していることを公表したくなかったのでしょうか? 情報自体は中国に対する警告になるので、それほど秘匿すべきものとも思えないのですが、よくわかりません。
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  1. 2012/06/29(金) 12:19:30|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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