ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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御礼~ニコ生「シリア」にアクセス2万超!

 先週金曜夜のニコニコ生放送「徹底解説~テレビが触れないシリアの真実」ですが、来場者数が2万1533人、コメント数が1万3511件でした。
 前回の北朝鮮ミサイルのときは、ネタ自体が大きく話題になっていたこともあって、そこそこ見ていただける予感はあったのですが、今回はマイナーな「シリア情勢」ですから、内心「数千人くらいかなあ・・」と思っていました。それがなんと2万人超! しかも、アンケートでは90%の視聴者が「良かった」と評価してくださいました。もちろん私の貢献度など微々たるものですが、これは嬉しいですね。ありがとうございます。
 放送当日午後、担当さんからの要望で凄惨な弾圧映像を提供しましたが、これがまったくの無修正でそのまま流されたので、ちょっと驚きました。あまりの残酷シーンに、見てくださる方もさすがに引いてしまうんじゃないかなと思ったのですが、意外とそうでもなかったようです。やはりあれらの映像は、誰しもの心の中心を撃ちぬくパワーがあるのでしょう。命がけで撮影し発信している彼らに、少しでも報えたでしょうか。
 番組は私ふくめて3人の出演者でしたが、それぞれスタンスがかなり違うのが印象的でした。
 東京外大の青山弘之先生はニュートラルというか、アサド政権の暴力には当然反対ですが、もともとアサド大統領のことはそこそこ評価をされていて、反体制派あるいは欧米の介入のしかたなどに割と批判的な立場。ヒューマンライツ・ウォッチの土井香苗さんは、独裁政権の強権・暴力に絶対反対で、国連や国際社会の圧力を強化すべきとの立場。私は反アサドで反政府ゲリラ支持ですが、国連調停にはまったく期待せず。内戦やむなしとの立場です。
 現在の国際社会をみると、土井さんのような認識が圧倒的に主流になっていて、青山先生と私は(立場はほぼ反対ですが)少数派になりますが、「独裁が悪」ということでは私は土井さんとは認識がほぼ共通しています。
 どうしてこのように認識が分かれるのかというと、おそらくいちばんの要因は「情報源が違う」からだと思われます。どれが正しいかなどわかりませんが、異なる認識があるということを視聴者の方々に知ってもらうことも非常に有意義なので、そこはよかったかなと思っています。
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  1. 2012/06/05(火) 09:28:51|
  2. 著作・メディア活動など
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

黒井先生の出演番組を見逃したのは残念だな。アラビストの青山氏がシリアに甘いのは、多くの日本人アラビア語学習者がシリアで標準アラビア語を習うという事とも関係があるのでは。何かアラビストって「アラブ人は違う」「アラブは特別」という様な意識があり黒井先生の方が普遍的ですね。

あと、酒井啓子さんもそうだけど、どうしてもアラビストって反米思考に陥り対抗勢力としてアラブ・イスラムの理想化が行われる気もします。
  1. URL |
  2. 2012/06/06(水) 00:11:48 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

上の方のコメント中に「普遍的」とありますが、
シリア情勢にせよ、イラク情勢にせよ、あるいは北朝鮮情勢にせよ、
一体何が「普遍的」な見方なのでしょうか?
・・・日本の大手メディア、あるいはロイターやAPが報じる内容が「普遍的」なのでしょうか?

専門家や学者というのは、世の中に流布している情報、思想や理論を批判的に考察し、新たな視野を提供する人々のことです。それが彼らの仕事なんです。
(・・・本来、ジャーナリストの仕事でもあるのですが、日本のマスコミには期待できませんね)

専門家の方々は様々な研究手法や経歴を持っていますから、人により見方が異なって当然です。
それを「普遍的でない」と毛嫌いするのなら、日刊紙の国際面を読んでいればいいのでは?
メインストリームには流されない情報に触れることこそが、オルタナティヴ・メディアを使う醍醐味ではないのでしょうか?
  1. URL |
  2. 2012/06/06(水) 09:29:18 |
  3. 匿名 #-
  4. [ 編集]

 事前に知っておりましたならば,視聴は勿論のこと,拙作サイトでもささやかながら告知させていただきましたのに.
  1. URL |
  2. 2012/06/06(水) 21:04:30 |
  3. 消印所沢 #-
  4. [ 編集]

 管理人としてひとこと書き添えます。本エントリーを読んでいただければわかると思いますが、私はどんな立場の方でも、しっかり手間暇を惜しまずに研究されている方はどなたでもリスペクトします。あんまりリスペクトしないのは、手抜きして仕事してる人です。言説が違うのであれば、私自身はライターの端くれなので、自分の記事で勝負すべきと考えています。きれいごとで言ってるわけではないです。
  1. URL |
  2. 2012/06/06(水) 21:19:56 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

あのう、匿名の人。下らない事ほざく前にハンドルネームくらい作ったらどうですか?マナー違反常習のの私以下ですよ。さて、名指しされたからそれなりに答えましょう。私が言う「普遍的」というのは、例えば「アラブ人(やロシア人)には民主主義は無理」だとか「アラブ国家(や北朝鮮)に人権を望むな」という様な事に屈しない黒井先生やヒューマン・ウォッチの土井氏の見方です。別に私はその立場であるとは言ってませんが。アラブやイスラムの人達に優越感を持っているイスラエル人ならほぼ全員前者の意見の持ち主ですね。逆にアメリカ人はナイーヴなのか人間の善意とかを信じていて「民主主義とか良い物は世界中共通しているはずだ。例え日本人でもアラブ人でも」という様な感覚を持っている気がします。だから、様々な人種の交わる米国で学んだヒューマン・ウッチの土井氏がそういう「普遍的な」意見を持つのはしごく自然な感じがします。

あと、「専門家や学者というのは、世の中に流布している情報、思想や理論を批判的に考察し、新たな視野を提供する人々のことです。(中略)専門家の方々は様々な研究手法や経歴を持っていますから、人により見方が異なって当然です」という御意見に関しては、So what?言うしかない

「それを『普遍的でない』と毛嫌いするのなら」とは言ってないぜ坊ちゃん(か、お嬢さん)。「日刊紙の国際面を読んでいればいいのでは」と言われても私の情報源は海外のテレビやラジオをネットでインターセプト。

「メインストリームには流されない情報に触れることこそが、オルタナティヴ・メディアを使う醍醐味ではないのでしょうか? 」ああ、然様ですか。御意見有り難く頂戴。

因みに私には(中東研究世界一の)某国の諜報機関に勤務した知り合いが二十人ほどいますが異口同音に彼らが言うのはアサド政権は半年から一年程で倒れるだろうという事。二年前にはアラブ・ファシズム政党のバース党の時代が終わりが来るなんて想像も出来ませんでしたが。

乱筆を失礼したしました。
  1. URL |
  2. 2012/06/07(木) 00:29:11 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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