ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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プーチン北方領土交渉進展論のウソ(その2)

 プーチンとの領土交渉楽観論に対する警鐘を、ロシア問題の第一人者である袴田教授が産経新聞に寄稿されています。
▽新潟県立大学教授・袴田茂樹 「復帰プーチン」に惑わされるな(産経 5.10)
 全面的に同意です。とくにこの最後の一文がすべてを物語っていると思います。(以下引用)
「日本がこうもナメられているのは、モルドバやグルジアを相手にしてきたロシアからみれば、日本の真剣味など感じられないからでもある。無統一の弱体政府が外交技術や人脈だけの小手先で、しかも、どこにも痛みが出ない形で、戦争と同次元の主権問題に対応できるはずがない。今の日本人はこの政治のリアリズムが分かっていない。北方領土問題は、日本の本気度にかかっているのである」(以上引用)
 この寄稿論文の全体で、袴田氏は「戦争と同次元の主権問題に対応できるはずがない。今の日本人はこの政治のリアリズムが分かっていない」ことを強く指摘しています。まったく同感です。
 最後は「北方領土問題は、日本の本気度にかかっているのである」と〆ていますが、これはロシアと戦争して勝つか、ロシアが耐えられないほどのデメリットを与えないと、ダメですよということですね。もちろん日本国民はたいへんな犠牲を覚悟しなければなりませんね。
 先日のエントリーでも書きましたが、いまだに「プーチンは2島返還で決着を望んでいる」との論評が散見されますが、この寄稿記事をよく読んでいただきたいです。ロシア側は明らかに1島たりとも返す気はないですね。
 こうした専門家の指摘があるのに、なぜ日本政府は耳を傾けないのでしょう? あるいは知ってて見てないフリをしているのかなあ・・・
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  1. 2012/05/10(木) 10:35:21|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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