ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

映画『外事警察~その男に騙されるな』

 先日、お世話になっている作家の麻生幾さんの小説『外事警察 CODE:ジャスミン』を原案とする新作映画『外事警察~その男に騙されるな』の試写会に行ってきました。
 以前、『ワールド・インテリジェンス④スパイ映画でわかる諜報世界』で、「諜報戦のリアリティがない日本では、本格的なスパイ・アクションは難しいのではないか」というような意味のことを書いたことがありますが(⇒過去エントリー「和製エスピオナージの系譜」)、本作品は麻生氏原案だけあって、そのリアリティが邦画では突出しています。
 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、半島の諜報戦、核問題などがモチーフになっていて、まさに私の「大好物」でした。

 主演は渡部篤郎さん。善人かつ悪人でもある底知れぬ人物の描写は抜群です。内閣情報官=石橋凌、警察庁警備局長・遠藤憲一、内閣官房長官=余貴美子、核物理学者=田中泯の各氏。このあたりも凄みたっぷりですね。
 協力者工作をかけられるヒロインは、NHKドラマの前作では石田ゆり子さんでしたが、今回は真木よう子さん。前作よりもこのヒロインがかなりフィーチャーされています。
 前作ではもうひとりのヒロイン(というより、こちらのほうが主ヒロイン)だったのが、渡部篤郎さんの部下役の尾野真千子さん。今をときめく人気NHK朝ドラ『カーネーション』の主演女優さんですね。今回も要所に登場します。
 スタッフは、監督がNHKディレクターの堀切園健太郎さん。私もお会いしたことがありますが、『篤姫』や『ハゲタカ』などのヒット作で知られる方です。
 脚本の古沢良太氏は『ALWAYS 三丁目の夕日』などでも有名ですが、わたくし的にはテレ朝の『相棒』のイメージですね。
 以前、掘切園監督にお会いしたとき、監督がこだわっていたのは、まさにストーリーの「リアリティ」でした。日本を舞台にスパイ・アクションを作る場合、そこが甘いとどうしても説得力がたちまちなくなってしまいます。その点、本作はあの麻生さんの原案ですから、リアリティをとことん追及したものになっています。
 そのうえで、渡部篤郎さんと真木よう子さんを軸に、人間ドラマもしっかりと描かれていますし、ポリティカル・サスペンス、スパイ・アクションの要素も組み込まれています。とにかくあまり邦画にないような重厚な作品といえます。
 公開はまだちょっと先ですが、6月2日。皆様も是非どうぞ。
スポンサーサイト
  1. 2012/04/03(火) 02:30:19|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<『大変貌するニッポン自衛隊』 | ホーム | 『太平洋戦争 秘密兵器大全』>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/707-c3986834
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。