ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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ダマスカスで爆弾テロ

 17日、シリアの首都ダマスカス市内の空軍情報本部と税関・刑事治安部の前でほぼ同時に、車両爆弾による爆弾テロが発生。文民を中心に少なくとも27人が死亡しました。
 犯人は今のところわかりません。アサド政権は「テロリストの犯行」と主張し、反体制派は「当局の自作自演」と言っていますが、どちらもそれを裏づける証拠はありません。
 動機付けとしては、両者ともにあります。どちらが利益を受けたかといえば、これも両方あります。当局側は「やはりテロリストをやっつけないといけない」と言えるようになりますし、反体制派側も「もう政権中枢も安泰ではない」との宣伝効果があります。
 犯行を否定する材料も、双方にあります。政権側は、こうした陰謀が仮に当局側によって行われていたとすれば、それが露呈した場合には致命傷になる可能性があります。組織だった陰謀であれば、いずれ内部から告発される可能性もあるわけで、現時点で明らかに優位に立っている政権側が、あえてそれだけ危険な橋を渡るかは疑問です。
 他方、反体制派側も、こうしたテロはもともと宣伝効果を狙ったものが多く、犯行声明を出さないということは、なかなか考えづらいものがあります。反体制派にも諸派があって、必ずしも意思が統一されてはいませんが、少なくとも実行犯ならば、その成果を誇示したいのではないかと思われます。頑なに犯行声明を控えている理由がわかりません。
 いずれにせよ、確たる証拠がないので、このテロの犯人はまったくわかりません。
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  1. 2012/03/18(日) 13:38:35|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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