ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シールズがソマリアで人質救出

 1月25日、アメリカ政府は「海軍特殊部隊がソマリアで拉致されていた人道支援団体の職員2人を救出した」と発表しました。救出されたのは、デンマークの援助団体のアメリカ人ジェシカ・ブキャナンさん(32)とデンマーク人のポール・ティステドさん(60)。2人は地雷撤去プロジェクトに携わっていて、ソマリア中部のガルカヨで昨年10月に地元武装集団に拉致されていました。
 米メディアの報道によると、投入されたのは昨年のビンラディン襲撃と同じ部隊だったとのことですので、ネイビー・シールズの精鋭で、統合特殊作戦コマンド指揮下の特殊戦開発群(通称「シールズ・チーム6」)の可能性がありますが、現時点の情報でははっきりわかりません。
 報道によると、米特殊部隊は夜間にパラシュート降下し、武装集団を急襲。人質を奪還した後、ヘリで離脱したとのこと。その際、抵抗した武装勢力9人全員を殺害した模様です。その後、部隊はジブチに帰還しています。
 ソマリアでは欧米人の拉致事件は結構あります。2009年にはフランス軍特殊部隊が人質救出作戦を行いましたが、作戦中に人質1名が殺害されています。
 同年、米海軍シールズは海賊を急襲して米国人船長を救出しています。なお、シールズは数年前からソマリアで活動しています。同じ2009年にはアルカイダの幹部を殺害しています。
 日本人でも2008年9月にエチオピア東部で活動していたボランティアの日本人女性医師が同僚とともにゲリラに拉致され、そのままソマリアに連れ去られて拘束された事件がありました。この女性は翌2009年1月に解放されましたが、こちらは救出作戦ではありませんでした。どうやら身代金交渉で解放されたものと思われます。
 今、ジブチには自衛隊がいますが、仮に日本人が再び拉致された場合、自衛隊が救出作戦できるかというと、無理ですね。
 ただ、前述したようにフランス軍は失敗していますし、かの世界最高峰の特殊部隊SASを擁するイギリス軍でさえ、昨年11月に拉致されたイギリス人をまだ救出できていません。今回のケースはやはり米軍ならではというところはあると思います。
 それにしても、またシールズですね。陸軍のデルタフォースはここのところ、ちょっと影が薄くなってしまっています。
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  1. 2012/01/26(木) 18:06:59|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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