ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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日本政府の対北朝鮮インテリジェンス

 本日発売の『新潮45』に、「日本はなぜ金正日の死をつかめなかったか」という記事を寄稿させていただきました。日本政府の対北朝鮮インテリジェンスの概要を解説した記事です。
 拙ブログでちょっと前にも触れましたが、日本政府の対外インテリジェンスに過度に期待している方も世間には少なくないように感じましたので、実際のところはどの程度なのかということを書いてみました。
 正直言えば、もうちょっとなんとかならんものかとは思います。アメリカのCIAも韓国の国家情報院も今回の金正日死亡情報はつかめていなかったので、そこはスパイ組織の限界というものはあるわけですが、それにしてもですねえ・・・。
 日本では、明らかな問題点が2つあると思います。ひとつは、情報要求・分析・評価の部分できちんとした制度が出来ていないこと。分析を個人の職人ワザに頼っているようでは限界があります。これは基本だと思います。
 もうひとつはヒューミント、すなわち中朝国境での工作ですね。たとえば、今は朝鮮総連ルートよりも、中朝国境の商人ルートなどの情報源のほうが太いわけですが、そういうところに出張る人に接触するなどということよりも、直接行って工作すれば早いし効率的です。もちろん中国が煩いですから偽装身分でですが、そういう裏ワザ的なことを日本の役所は自分の手ではやりませんね。
 われわれの取材活動などもそうなのですが、他人に頼っても成果はさほど上がらないことが多いように思います。日本は核問題も拉致問題も当事者ですから、この点でもさらなる改善を希望したいですね。まあ、そうは言ってもヒューミントはあくまで従であって、基本は分析ではあるのですが。
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  1. 2012/01/18(水) 03:47:13|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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