ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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金正日死去ニュース雑感

 JBPRESSに初めて寄稿させていただきました。
▽北朝鮮で権力闘争が幕開け これがキーパーソンの顔ぶれだ!
 また、本日発売の『週刊現代』の北朝鮮関連記事にもコメントを採用していただきました。
 また、本日放送のフジテレビ「知りたがり」に、対北朝鮮インテリジェンスについて情報提供しました(出演ではありません)。
 また、来週月曜26日発売の『正論』2月号に、こちらは「最新報告 中国が仕掛ける21世紀型戦争としてのサイバー戦」という記事を寄稿しました。

 この3日間、いろいろ北朝鮮ネタがテレビから活字から出ていますね。北朝鮮はとにかく動向が予測できない国ですから、もっと注目してもいいくらいだと私自身は思っています。
 専門家の大方の見方は「このまま正恩体制で、つつがなく統治されるだろう」というところで、それは過去の経緯からすると妥当な分析ではありますが、私は情勢の潮目次第で「どうなるかわからない」とみています。
 かつて94年に金日成が死んだとき、世界中の専門家全員が「北朝鮮は数年内に崩壊する」と予測していましたが、見事に外れました。かく言う私も同じ見通しでした。とにかくあの国は合理的な分析ではわからないところがあります。
 北朝鮮の人々はいわば「モノ言わぬ人々」ですが、その内面はわかりません。私は、潮目が変われば、中東の人々以上に、いっきに爆発するだけのパワーを秘めている可能性もあると思っています。そうなれば、ものすごいエネルギーで、振り子が反対側に振れるかもしれません。とくに根拠があるわけではないですが、あまりかの国の「庶民」を舐めてはいけない気がします。

 それはともかく、この数日の報道をみていて感じた点を少し述べてみます。

 まず、北朝鮮でなく日本のことなのですが、金正日死去を2日間察知できなかった件。
 なにか日本政府の諜報力を過大に期待している方々が多いなと、少々驚きました。
 日本政府の対外インテリジェンスの基本は「アメリカに教えてもらう」なので、最初から無理な注文です。民主党政権だからダメということでもありません。日本政府は昔からそんなものです(これは制度の問題なので、担当者の方々が無能だと言っているわけではありません)。

 それともう1点。拙ブログで書いたことがありますし、拙著『北朝鮮に備える軍事学』でも、他の雑誌やムックの記事で何度も書いてきたことですが、どこでどうなると「日本に数万人の難民が押し寄せる!」になるのかさっぱり理解できません。
 先日1隻来たこともありますから、まったくゼロということはないでしょうが、あの国で混乱状態になったときに、船と油をしっかり確保できて、冬の日本海の荒波を渡りきろうと、命からがら脱出する人々が考えるでしょうか? 皆さん韓国に行くと思いますね。すぐ近くですから。
 仮に戦争になっても、韓国に北朝鮮が攻めこむなどということはあり得ませんから、韓国の沿岸部は安全です。北朝鮮軍は制海・制空権もとれませんから、船と少しの油があれば、韓国に逃げるのはそれほど難しいことではないと思われます。わざわざ日本に向かう意味がありません。
・・・というようなことを少し感じたこの数日でした。

 最後に、全然関係のない、どうでもいい話をひとつ。
 先日、拙ブログでイラクのサダム・フセインの長男ウダイの影武者(実在の人物)を主人公とした『デビルス・ダブル』という映画について書きました。この中で、独裁者の最悪のドラ息子の乱痴気騒ぎのシーンで、出演者たちが完全にすっぽんぽんになっているシーンがあるのですが、結局、配給側が映倫を説得できず、日本での上映ではボカシが入ることになったそうです。・・・どうでもいい情報でしたね。すみません。

(追記)
 日本政府は北朝鮮の安定を計るそうです。ということは、金正恩独裁の維持を支持するということですね。それでいいのですかね・・・
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  1. 2011/12/22(木) 19:19:42|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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