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ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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民主党「インテリジェンスNSCワーキングチーム」その2

 11月15日に「民主党インテリジェンス・NSC作業チーム」というエントリーを書いたところ、 一昨日、コメント欄にてHN「小市民」さんから、以下のようにご教示いただきました。

(以下引用 ※「大野さん」というのは、同チーム座長の大野元裕参院議員です)

 大野さんのHPにインテリジェンスNSCワーキンググループについて以下のような記述がありました。

1.日本版NSC(国家安全保障会議)の設置
2.インテリジェンスコミュニティの強化
3.官民国会議員ともに秘密保全の徹底
4.日本版CIA(中央情報局)
5.日本版FEMA(危機管理庁)

 この5つが検討課題のようですね。このことから考えるにアメリカ型の組織を志向しているのではないでしょうか。また、NSCについては民主党の外交安全保障調査会の「防衛計画の大綱の見直しにあたり民主党の基本姿勢」で以下のような記述がありました。

▽官邸首脳の意思決定を補佐する組織として、官邸に情報に関する適切な資質を兼ね備えた国会議員を中心とする20名程度の専属スタッフからなる「国家安全保障室(仮称)」を創設し、政治主導で安全保障・危機管理における意思決定および情報関連機関との連携の強化を図る。

 ずいぶんと本家のNSCとは違う感じがしますね。(あちらは200名規模で専門家が中心)
 しかし、課題山積みの現政権でこれだけのことをやる体力があるのか疑問です。私としては検討委員会の報告書も出ていますし、3の秘密保全のみにしぼったほうがいいような気がするのですが。
(以上引用)

 民主党は「日本版CIA」まで考えているとのことですが、自民党の安倍政権前後の迷走ぶりなどの経緯からすると、まだまだ道は遠いなあというところでしょうか。実際のところは小市民様がご指摘するとおり、秘密保全からですね。とくに現状ザル状態の「国会議員」の守秘義務制度導入・強化は必要でしょう。
「民」の部分は私などのマスコミ業者も影響を受けますが、そこはわれわれ自身も力量を問われます。秘密保全は必要ですが、それを突破するのも私たちの仕事で、因果な商売ですが、そこは勝負となります。

 ところで、日本版FEMAということで思い出すのは、以前、当ブログでも紹介したことがありますが、まだ民主党ネクスト防衛庁長官だった頃の前原誠司議員に私がインタビューした際のこと。はっきりと「日本版FEMAはすぐ必要。民主党政権になったら絶対にやる」と仰っていました。あの「公約」はどうなったのでしょうか?

 なお、日本版NSCに関しては、11月24日付の時事通信報道では以下のようにあります。
「日本版NSCは、米国のNSCにならって首相、官房長官、外相、防衛相らで構成し、その下に官民100人規模の事務局を設置することを想定。外交・安保政策について企画立案や省庁間調整を行う」

 こちらもまだまだかたちが見えていないということでしょうか。
 じつは、安倍政権の頃に成立直前までいっていた旧「日本版NSC構想」で、そのメンバーになる可能性がきわめて高かった人物に会ったことがあります。安全保障分野の、いわゆる「専門家」ですね。
 漏れ伝わってくる今度の民主党での話を聞いていると、専門家集団という方向ではなく、国会議員と調整型官僚の集まりになりそうな雰囲気もちらほら。当然、専門家の協力も得るのでしょうが、肩書き優先の大物OBとかが中心になる可能性も高そうです。よくある諮問委員会とか検討会議みたいな感じだと、実際にはあまり役に立たないかもしれません。

 ちなみに、民主党NSCインテリジェンス・ワーキングチームには大野座長の他にどんなメンバーがいるのかとググッてみましたが、ささっと見たところ民主党発表でのリストは見当たらず。それぞれの個人HPなどでのヒットでみると、以下のような方々がいました。

▽神山洋介(事務局長)
▽長島昭久(首相補佐官)
▽岡島一正
▽白真勲
▽菊田まきこ

 その他、前身の民主党外交安全保障調査会NSCインテリジェンス分科会のメンバーが何人かヒットして、おそらくその人たちもワーキング・チームに入っているものと推察されます。
 原発やらTPPやら消費税増税やらと内政問題山積で、正直いまの状況で過度な期待は持てませんが、今後に注目です。
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  1. 2011/12/01(木) 10:06:03|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

わざわざエントリーにしていただいてありがとうございます。
時事通信の記事は見逃しておりました。この記事からだと本家に近い感じがしますね。
  1. URL |
  2. 2011/12/01(木) 20:20:40 |
  3. 小市民 #-
  4. [ 編集]

100人規模とぶち上げていますが、過去の経緯からすると、実際にはなかなか難しいのではないかなと思っています。
  1. URL |
  2. 2011/12/02(金) 10:48:54 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

日本版nsc這い割れてるようなものでわぜんぜんない。メンバーは南北ちょうじん、中国、裏の日本人らで、構成されたもの。日本人のっとりしたものたち。あめりかじん。日本の防衛のためでわない。あめ、nwoのための情報院。すでに、実胴体は海外にネットワークをひろげてる。なりすましの日本人だ。本物にほんじんはみんなころされてる。外務省ほうむしょうは協力。そのために、日本じゅうが。おかしくなり。こわれた。きたじんが、韓国人が、日本のために働くはずない、げんに」、ci()no命令一家、うごいてるう。日本人を殺し、丸のっとりさせて。残酷なはなし。これが真実です。
  1. URL |
  2. 2013/04/22(月) 15:00:11 |
  3. ももたろー #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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