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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

病院にて

「下流社会」とか「格差社会」とかイヤーな言葉が流行しましたが、今のハヤリは「ワーキング・プア」だそうです。
 で、ついにというか、来るべきものが来たというべきか、過労(隔月刊誌ですが執筆も兼ねているのでオッサンの身には結構シンドかったりします。誰か手伝ってくれる方いませんか?)でダウンし、しばし入院と相成りました。20代の頃に某熱帯性熱病で入院して以来の入院体験です。
 しかも、どうもあちこちガタが来ているというので、上から下から徹底的に調べたところ、さらに体内にとてつもなく巨大な「石」が発見され、切腹しました。
 ということで、弊誌次号では『軍事研究』本誌の先輩編集者諸氏にもいろいろ手伝っていただいています。(職場では私の先輩ですが、本誌には私とまったく同年齢の編集者が2人います。3人ともいいオッサンなのに童顔=若づくり=なので、私は勝手に「童顔トリオ」と名付けていますが、そういえばお2人もよくダウンしてます。この世代はもしかして病弱世代?)
 ということで、寄稿者引き続き大募集! 詳細は「ワールド・インテリジェンス」サイト(http://www.wldintel.com/)の「寄稿募集」欄にて。

 ところで、昨日、6カ国協議で北朝鮮代表が帰国しちゃいました。バンコ・デルタ・アジアの凍結資金を実際に返してもらわんうちは話し合いできんとのこと。まあ、駆け引きなんでしょうが、たしかに北朝鮮側からすれば、かつての枠組み合意でエネルギー支援や軽水炉建設をのらりくらりと引き伸ばされたり、拉致被害者一時帰国の約束を反故にされたりということがあったので「口約束など信用できん!」ということなのでしょう(もちろん悪いのは北朝鮮ですが)。
 また、北朝鮮自身が「口約束なんか守らんでいい」と考えているので、「他の国も同じように考えているに違いない」というミラー・イメージングで考えているということもあるのでしょう。いずれにせよ、あの6カ国協議には「実」のヒトカケラも見えないように思うのですが、まだ続けるのでしょうか。
 ところで、都知事選に登場したドクター中松が、記者会見で「北朝鮮のミサイルを途中でUターンさせ、北朝鮮自身に向かわせるという発明をする!」と公約していました。私は迂闊なことに拙著『北朝鮮に備える軍事学』でそのようなスゴい発明のことを書き漏らしていました。さすがドクター中松、すごすぎます。
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  1. 2007/03/23(金) 09:00:40|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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