ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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元原発保守担当者の文春記事・その他

 世田谷ラジウムは一件落着しましたが、まだまだ「東京は汚染されている!」などと主張されている方々も、実際に多くおられます。
 よくわからない根拠を思い込みでこじつけていることの多い「反原発派」の言説には、個人的には違和感のあるものが多かったりするのですが、現在発売中の『週刊文春』に掲載されていた蓮池透氏の手記は、非常に説得力がありました。拉致被害者のお兄さんとして有名な方ですが、もともと東電の社員で、32年間にわたって原子力畑を歩いてきた方とのこと。5年半にわたり、福島第一原発の保守も担当していたそうです。
 詳細はぜひ本記事のご一読をお薦めしますが、元現場担当者として東電側の問題点についても非常に率直に語られています。こうして現場からの視点で、具体的に冷静な立場で語っていただけると、部外者にも非常にわかりやすいですね。安全対策が後手にまわった背景の、地元やマスコミからの批判に対する萎縮。旧通産省のメンツへの配慮。コスト削減への圧力・・・東電の原発保守現場はどんな意識でいたのか、実際にはどんな不具合があったのか、多くの方にぜひ読んでいただきたい記事だと思いました。
 蓮池氏は記事中で脱原発すべきと明言していますが、その論拠も明快です。どこへももって行きようのない核廃棄物が出ることが避けられないからというのです。
 まったく同意。天災時の安全性をめぐっては、よく議論が分かれていますが、核廃棄物に関しては、これは誰がどう見ても地球環境への最悪の汚染源だということがわかります。仮に完全に安全な原子炉や核廃棄物処理施設ができたとしても、原発は出来ればないに越したことはありません。今後、脱原発を無理なく進めていくために、どういった代替エネルギーが可能なのか、智恵を集めることが必要なのだと思います。

 また、同じ週刊文春の鈴木智彦さんの原発作業員潜入ルポ第2弾。めちゃくちゃ面白いですね。原発作業員をひたすら持ち上げている報道に対する違和感なども正直に書いていますね。これもお薦め記事です。

 ところで、政治も軍事もまったく関係ない個人的な話で恐縮ですが、柳ジョージさんがお亡くなりになりましたね。学生時代によく聴きましたし、野外ライブで見たこともあります。当時、私は横浜の野毛という町に住んでいたのですが、近所の桜木町の駅裏一帯が再開発で更地になっていて、ライブはそこでありました。今ではすっかり見違えて、「みなとみらい」という名前になっています。
 私は福島県の田舎町から高校卒業後に横浜に出てきたのですが、正真正銘の田舎モノだった私の中で、ヨコハマのイメージといえば、横浜銀蝿のツッパリ暴走族イメージと、柳ジョージ&レイニーウッドの「フェンスの向こうのアメリカ」なイメージでした。実際に来てみると、どちらもちょっと違いましたが・・・(見るからにツッパった若者は、むしろいわきのほうが多かったかも)。
 とはいえ、関内のディスコに行ったら、常連客のジャパニーズ全開な兄ちゃんに「おれ、ジョニー。おたくは?」なんて言われて戸惑ったこともあります。マイケルのビリージーンとかマドンナのマテリアルガールなどが流行っていた頃の話です。
 もうあまりマイケルやマドンナを聞く機会はなくなりましたが、今でも車のCDには、柳ジョージ&レイニーウッドのナンバーがあります。もちろん一面識もない方ですが、一ファンとして、ご冥福をお祈りします。
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  1. 2011/10/16(日) 18:44:11|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

日頃イスラムテロや諜報機関などハードボイルドな事ばかりお書きになっている黒井さんが、ブログに音楽やスポーツなど個人的趣味を交えると凄く親しみが湧きますね。

でも、何と言うか、そういう安全保障や軍事などをあまり考えなかった(かな?)時代の方が幸せだったのかもしれませんね。

当時は冷戦でソビエトと対峙してはいましたが、日本の航空戦力や海軍力は中国に対して圧倒してましたし、北朝鮮の核ミサイルも現実的ではなかった。

それにしても、素朴な地方出身の黒井さんが時代の最先端を走る国際情勢の専門家に豹変する訳ですから時の移り変わりとは不思議なものですね。
  1. URL |
  2. 2011/10/21(金) 05:54:32 |
  3. 道楽Q #-
  4. [ 編集]

 国際情勢とインテリジェンス分野の情報発信&自己流解釈紹介が当ブログの本来の目的なのですが、残念ながら知人のほとんどに「話題が小難しすぎて、わからん!」と悪評です。自分で読み返しても、そう思います。
 じつは時事ネタ(週刊誌畑の出身なので、芸能・スポーツ・事件も嫌いじゃないです)や個人的な話なども盛り込んだコラム的なこともたまには書いていきたいのですが・・・そうすると知人以外の、従来アクセスしていただいてきた方々には逆に興味ナシな話になるわけで、なかなか難しいですね。
  1. URL |
  2. 2011/10/21(金) 20:32:12 |
  3. 匿名 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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