ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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震災とソマリア

 SNSで知ったのですが、アグネス・チャンさんが「ソマリアに募金を!」と呼びかけたところ、「豪邸に住んでいるお前が言うな!」「日本が大変なときに、そんな余裕あるか!」等々、ネットで叩かれているそうです。
 募金活動に関しては各人の考えでやればいいことですから、それについて私の意見はとくにありませんが、ひとつ指摘しておきたいことは、状況の深刻さに関して、「ソマリアは東北の比ではないほど、とてつもなく酷い」ということです。
 日本がたいへんな状況にあるのはその通りで、被災された方々のご苦労やご遺族の方々の悲しみやに関して比較はできませんが、「状況の深刻さ」というのは、現状の切迫度ということですから、ソマリアのほうが桁違いに深刻です。
 このあたりのことは、なかなか実感が難しいですが、ソマリア取材経験者としての実感から言えば、子供たちが日々飢死している場所というのは、もう想像を絶する地獄です。私の世代は父母たちから終戦後の食糧難の話を聞いていますが、アフリカの飢餓というのは、そんな生易しいものではないです。
 アフリカの飢餓のかなりの部分は人災であり、アフリカの施政者・武装集団の責任ではありますが、だからといって部外者が傍観していいかというと、私はやはり、世界はそうした子供たちをそのまま餓死させ続けてはいけないと思うのです。
 アフリカは遠い地球の裏側ですし、ネットの人たちは平気で「土人」とか書いたりしますが、子どもたちに土人もイエローもないんじゃないかなと思うわけです。

 もっとも、われわれ日本人の暮らしは、ドルベースの所得比較では計れない部分(とくに住環境や、生活の時間的余裕など)に関し、世界のなかでは全然「金持ち」だとは思えないので、国連の予算の多くを負担したり、多額のODAを支出することに、私は断固反対だったりもします。
 ただですね、私の知る限り、アフリカの飢餓は他の途上国なんかとも別格の悲惨さです。

 先日、ある制作会社の方から、ソマリア支援活動の関連で、拙ブログに収録した私のソマリア取材時の写真を使用したいとの連絡をいただきました。古い写真ですが、少しでもお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。
▽写真館⑯ソマリア避難民
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  1. 2011/10/10(月) 09:09:14|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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