ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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北朝鮮ヒットマン、金正男の息子、などなど

新人民軍が鉱山襲撃 和平交渉再開に暗雲 フィリピン産経新聞10月5日
「住友金属鉱山に交渉要求」 比の襲撃、反政府勢力幹部朝日新聞10月5日
 ミンダナオ島で今月3日、3カ所のニッケル鉱山が「新人民軍」(NPA)のゲリラ200人に襲撃されました。狙われたのは住友金属鉱山の子会社のプラント建設現場および関連の鉱山会社。人質をとって大規模な銃撃戦となりましたが、滞在中の65人の日本人は全員無事でした。
 なんというか、リアル「猛き箱舟」(船戸与一作)みたいじゃないですか。こういう場合、日本政府はどういう対応をするのでしょう? 元自衛官が指揮する傭兵部隊が密かにゲリラ掃討する・・・なんてないでしょうが。

 まるで小説みたい・・・といえば、先月には韓国でこんな事件もありました。
韓国当局、北朝鮮の暗殺者を逮捕 脱北者団体代表者殺害狙う 毒針所持産経新聞9月16日
脱北者暗殺未遂事件の被害者会見、「金正日の仕業」 聯合ニュース9月23日
 毒針で密かにブスッと殺害する計画だったとのこと。まだそんなことをやっているのですね。直接的には偵察総局の指示だそうです。

 北朝鮮といえば、後継者の金正恩。9月9日の朝鮮中央通信の報道では序列3位となっていますが、2位の金永南・最高人民会議常任委員長は半ば名誉職なので、実質上は正恩が2位。というか、あの国では金正日だけが「絶対1位」で、その他は等しく「それ以外」なので、あまり序列は関係なく、金正日が「正恩を後継者」と決めた以上は、そういうことになります。
 ただ、まだ20代で経験がないので、現在は李英鎬・軍総参謀長を後見人に、金正覚・軍総政治局第1副局長や禹東則・国家安全保衛部第1副部長あたりが脇を固めて、軍・公安機関を中心に帝王教育を受けているようです。
 もっとも、北朝鮮では現在、三男世襲に向けて父親・正日の猜疑心も強まっているようで、高官の粛清が昨年から続いています。経済関係の高官が続々と解任・粛清・処刑されたり、公安関係の最高幹部が解任されたり処刑されたりしています。北朝鮮上層部では現在、恐怖支配がさらに高まっている模様です。解任はともかく、公開銃殺までアリですからね。なんだかますます嫌な国です。

 北朝鮮といえば最近、金正男の息子の金ハンソルという16歳の少年がフェイスブックに登録し、その茶髪・ピアス姿が話題になりました。友達登録された金チョルなる人物が父親・正男ではないかとの疑惑も報じられています。
 金チョルは金正恩を罵倒するなどしており、もしも金正男本人であれば衝撃的ですが、それでなくとも少なくとも金ハンソル君の友達であるわけだから、金ファミリーでは大問題ですね。
 金ハンソル君は現在、ボスニアのモスタルにあるインターナショナル・スクールに留学中だそうです。モスタル・・・個人的に非常に懐かしい名前です。かつてボスニア内戦の際、従軍取材で迫撃砲弾で被弾したのが、この町の郊外の戦線で、モスタルの病院に運び込まれて治療を受け、数日間、この町の収容施設におりました。
 たいして大きな町ではないですが、あんなところにインターナショナル・スクールが出来ているのはちょっと驚きです。そういえば、この町はクロアチア人勢力が強い町ですが、クロアチアはかつて北朝鮮工作機関が日本人拉致工作の拠点とした国でした。今頃、日韓のマスコミ各社が追い掛け回しているのかもしれません。
 ところで、フェイスブック報道があった後、金ハンソル君のページは閉鎖されたのですが、試しにフェースブック内を検索してみました。トップにカナダ在住の同姓同名の青年、2番目に日本の某大学に留学中と思われるやはり同姓同名の女の子のページがヒットしました。このお2人のページ、世界中からアクセスが殺到したものと推察します。

 ところで、まだ現物を見ていませんが、知人の写真集(インタビュー付き?)が出版されたので、ご紹介します。
『SHOOT ON SIGHT 最前線の報道カメラマン』(辰巳出版→アマゾン
 著者は宮嶋茂樹、原田浩司、横田徹、藤野眞功の各氏。藤野さんは存じ上げませんが、同世代の原田さんは学生時代からの知人(アキノ革命の頃にマニラのユースホステルでお会いしました)で、宮嶋さんは同じ週刊誌つながりの尊敬する大先輩、横田さんは一度だけお会いしたことがあります。いずれも日本を代表する歴戦の現役戦場カメラマンです。
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  1. 2011/10/06(木) 11:31:51|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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