ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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やっぱり日米同盟の危機??

 深夜の某討論番組を一部視聴しました。
 安全保障の専門家の方々のディスカッションでしたが、普天間問題について、やっぱり嘉手納統合案があまり触れられていなかったのが少し残念でした。以下ちょっと慎重に書きますが、「それがいいか悪いかは別にしても、(両サイドの)次善の策として、条件面も含めて少しは検討してもいいのではないか」と私などは思ってしまうわけですが、日本の現状は片方が日米合意遵守で、反対側が県外移設ですから、どちらからも無視されるということになってしまっています。どちらの側も現状では「嘉手納統合案も検討してみましょうか」などと口走ると、多方面から怒られるのかもしれません。

 もうひとつ違和感があったのは、専門家の方々がどちらサイドも「日米同盟の危機」を既成事実としてお話されていることでした。
 私の目には、軍事的にも政治的にも日米同盟が揺らいだ点など何も見えないのですが、もしかして私の認識が甘いのでしょうか??? もしかしてアメリカが日本から引き揚げて、日米同盟を破棄する可能性もあるのでしょうか?????アメリカにとって、それが得策とはちょっと考えられないのですが・・・。

 これは想像ですが、日米同盟の危機というような話は、おそらくアメリカ政府の対日セクションあたりから出てきているのではないかなという気がします。どこの国でも官僚機構は、自分の担当セクションの案件を誇大に扱う傾向があります。
(官僚機構の話ばかりではありません。ジャーナリズムでも、テロ問題専門家はテロ問題を誇大に、軍事専門家は軍事問題を誇大に、経済専門家は経済問題を誇大に、環境問題専門家は環境問題を誇大に扱う傾向があります。誰でも自分の分野は他の分野より重要に感じますから、どの業界でも似たような傾向があると思います)
 どうしても人間は、自分の接している相手から聞く話を重視しますから、日米同盟に悪影響などという話を聞くと、その部分が大きくインプットされてしまうのではないかなという気がします。
 かつてロシア問題を追いかけていたときにも、似たような感想を持ったことがあります。日本外務省筋あたりから「北方領土問題の進展」などという情報がときどき出るわけですが、どうもロシア外務省日本課筋あたりからの誇大情報に振り回されていた印象があります。というか、そんなような話を私自身もいくつかの筋から聞いています。こちらが間違っているということも当然あるわけで、断言はしませんが、結果を見ればまあ・・・・。
 いずれにせよ、アメリカでもロシアでも、対日部局なんて泡沫セクションですし。とくに日本のメディアが取材するアメリカの対日専門家・・・毎度同じようなメンツですけど、本国での影響力はどうなのでしょう???
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  1. 2011/10/02(日) 13:09:35|
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  4. | コメント:1
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コメント

「中国出張に持っていったiPadは捨てなさい」米メディアが驚きの安全指南―中国メディア―【私の論評】世界は、謀略が渦巻いているのが常識!!日本だけが、この常識が通用しない!!!

ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」

こんにちは。中国出張における、携帯電話や、情報端末の取り扱いはある程度を気を配らないと大失敗します。米メディアによる、安全指南は、大方の日本人にとっては、いわゆる"トンデモ"報道と映るかもしれませんが、そんなことはありません。もし、それが、本当に有効でありかつ可能であれば、中国当局による中国への外国人の出張者の情報端末の中身をのぞき見たり、書き換えたりすることは、多いにありうることです。私のブログでは、このことの根拠などを掲載しました。詳細は、是非私のブログを御覧になってください。
  1. URL |
  2. 2011/10/03(月) 11:42:25 |
  3. yutakarlson #us825BXs
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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