ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シリア・パレスチナ人の射殺瞬間

 以前当ブログでも書いたことがありますが、1984年、当時大学生だった私は、シリアの首都ダマスカス旅行中に、現地で出会った日本人学生(今はさいたま市長になられている方です)にくっ付いて同市内のパレスチナ人居住区を訪れ、PLOの活動家たちに会ったのですが、それがその後の海外取材の原点になりました。そのとき訪問したパレスチナ人居住区のひとつが、アル・ヤルムークという場所でした。
 今回、ゴラン高原でイスラエル軍に射殺されたパレスチナ人の多くは、そのアル・ヤルムークから、おそらくシリア政府の仕切りによって送り込まれました。
 6月6日、イスラエル軍によって射殺された犠牲者の葬儀が、アル・ヤルムークで行われたのですが、パレスチナ群衆がそこでシリア政権批判のデモに発展しました。本来は反イスラエルのはずだったのですが、どうも「シリア政府が自分たちを見殺しにした」とかいった感じで盛り上がってしまったようです。
 それで、そのパレスチナ人の群衆を、シリア治安部隊とその命令を受けたアハマド・ジブリルのPFLP-GCが弾圧にまわりました。その様子の映像が本日、ユーチューブにアップされ、SNSで拡散されました。
▽パレスチナ人をPLFP-GCが射殺する瞬間

 また、本日、BBCが「シリア政府が、シリア北部のジェスル・アル・シャウールで政府軍120人が殺害されたと発表」と報じました。シリア政府は武装集団の仕業としていますが、SNSの未確認情報では、軍の一部が反乱側に回り、内戦のような状態になりつつあるとのことです。また、SNSではたしかに軍人多数の死体の映像が出回りはじめましたが、詳細はまだ不明です。ただ、普通に考えると、まだまだ少数派の反乱軍が、政府軍に徹底的に殺戮された可能性がいちばん高いのではないかと思います。

追記⇒まだ詳細が不明ですが、アル・ヤルムークの衝突は、遺族とPFLP-GCとの間での何らかのトラブルが発端だったとの情報が流れました。
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  1. 2011/06/07(火) 15:29:14|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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