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先週のエントリーで「シリア軍の第12師団司令官が反政府側に寝返った」とのSNS内の未確認情報をお伝えしましたが、本日、SNSで「同司令官が処刑された」との噂が流れました。
しかし、そもそもこの司令官反乱についてはSNSで話が出ているだけで、ネットをみるかぎり、メディアではまったく報じられていません。末端の兵士ならともかく、司令官クラスの反乱であれば大事件のはずなので、どうもこの情報はそもそもガセだったものと思われます。
今回の一連の反政府運動の発端となったダラアでの最初の「反政府の落書きをした少年グループ逮捕」について、その第一報がアラビア語SNSで流れたことを拙ブログで紹介してから、まる5日ぐらいメディア報道が一切なかったこともあったので、今回もそういうことがあり得るとして様子をみていましたが、残念ながらシリア軍はいまだ磐石なようです。
そもそも司令官反乱情報が流れた今月6日はホムスで大規模な衝突があり、シリア国営通信も公表していますが、兵士・警察官側にも複数の死者が出ました。どうやら反政府側に何人かの兵士が合流したのは事実のようで、その反乱兵士が殺されたのかもしれませんし、あるいは逆に反乱兵士が殺した可能性もあります。
おそらくこの何人かの兵士の反乱の話が、司令官反乱に膨らんだのではないかなと思いますが、いずれにせよよくわかりません。
わかっていることは、当初は控えめだった軍による弾圧が、だんだんと抑制が外れて露骨になってきているということです。しかし、それでもシリア国内の反政府デモはまずます拡大の一途を辿っています。毎日犠牲者が増えていますが、希望はまだ見えません。
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- 2011/05/10(火) 23:41:08|
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