ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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シリア反政府デモの非暴力路線

 昨日、南部ダラアのデモ弾圧に戦車部隊が投入された映像が、国際メディアに広く流れました。ヨルダンの携帯電話回線を使ってユーチューブに流された映像のようです。
▽軍隊投入その1 4月25日 ダラア(以下同)
▽軍隊投入その2
▽軍隊投入その3
▽軍隊投入その4
▽軍隊投入その5
▽軍隊投入その6(戦車に石投げてますね)
 SNSによると、軍の一部に反政府側に寝返ったグループも出てきたとの情報が盛んに流れていますが、流出映像からはまだそこまでは確認されていません。
 それにしても、シリアの反政府側は、一切武装せずに非暴力デモに徹しています。じつはSNS内ではデモ当初から、過激な武装蜂起を扇動する声がありましたが、それは政権の思う壺だとして自制を求める声が多くありました。なかでも、一連のネット活動を通じて人々から信頼を得ている人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」のレバノン支部の担当者が、懸命に自制を呼びかけていることが大きいようです。
 陰鬱な映像が多いなか、こんなシーンを発見しました。バニアスという町で、勇気ある人々が軍の装甲車の前に立ちはだかっている映像です。女性もたくさんいますね。
▽装甲車に立ちはだかる人々
 他方、こんな映像も入ってきました。一連のデモが大衆レベルに広がった局面として、第3の町ホムスの中心部の広場で、2万人規模の座り込みがあったのですが、それを治安部隊と体制派民兵が襲撃したときの映像です。
▽ホムスのデモ弾圧
 で、人々を暴力で蹴散らした後、体制派民兵が広場で気勢を上げています。
▽ホムス弾圧後に広場で気勢を上げる体制派民兵
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  1. 2011/04/26(火) 13:47:41|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<いわき市の友人と話しました | ホーム | 『大地震で壊れる町、壊れない町』>>

コメント

デモ隊が手に手に棍棒を持って体制打倒を叫んでいる動画ありますよ。
また、4月25日当日、アンマンからダマスのホテルへ荷物を取りにダルアー経由で日帰りで行った日本人写真家がいます。その人はブログで(つまり国境封鎖も事実ではなかった)ダルアーのデモ隊も検問していて(ナイフや棍棒を持っていた)、軍の検問よりも怖かったと書いています。
http://blogs.yahoo.co.jp/zvc00730/60426642.html
ダルアーのデモ隊は生死がかかっているわけですから、武器を持つことは自然ななりゆきで、そのことをどうこう言うつもりはありません。政府の発表がそのままでは信用できないのも分かっています。しかし反政府側にもヤラセ動画やデマ情報があるのは事実なわけで、一方だけをやたら美化するのはどうかなと思います。
装甲車に立ちはだかる~の動画も(職場で見たので音声無しでしたが)、抵抗する意志がないことを訴えているだけの気がしますが…(画面手前のおばさん、盛んに白布振っているし)
ダルアーで「神、シリア、軍だけ!」と叫んでいる市民の動画もありました。
  1. URL |
  2. 2011/04/27(水) 18:41:01 |
  3. takeo327 #-
  4. [ 編集]

takeo327様 コメントありがとうございます。また、興味深いブログをご紹介いただき、ありがとうございます。早速拝見いたしました。現在、シリア政府は外国人ジャーナリストの新規入国を禁止していますが、カメラを持たずに旅行者として行けば入国できるということなのでしょうか。
情報の見方はいろいろありますが、私の場合は本件に関しては、それなりの情報収集を元にした分析・評価です。中東地域とは個人的に長い付き合いがあり、思い入れのバイアスはたぶんあると思いますが。
  1. URL |
  2. 2011/04/29(金) 14:04:31 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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