ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

中国のインターネット検閲

 本日発売の『週刊朝日』に「フェイスブック革命に怯える中国~インターネット検閲の戦慄」という記事を寄稿しました。ネット警察やネット軍についての紹介で、一般誌にはちょっとマニアックすぎるかなとも思ったのですが、入稿後に中国で民主化デモ関連のニュースが出たので、タイミング的にはちょうど良かった感じです。
 今回のデモ(というかデモ呼びかけの試み)はそもそも、2月19日にアメリカをベースとする中国語ニュースサイト『博訊網』に「2月20日午後2時に集まろう」との告知が掲載され、それがネット掲示板やツイッターなどで瞬く間に中国国内でも広まったことから始まりました。
 同メッセージでは、北京や上海など中国国内の13都市の繁華街がデモ開催予定地に指定され、民主化のための中国茉莉花(ジャスミン)革命を始めようと呼びかけられていました。ジャスミン革命とは、中東の一連の民主化運動の発端となったチュニジアの政変を指す言葉ですね。
 実際、同20日は指定されたデモ予定地に公安当局は多くの警察官を配置し、徹底的な取締りを行いました。たとえば、北京では野次馬を入れて約100名が集まったようですが、警察が介入して解散させられたということです。上海では参加者3名が警察に連行されたようですね。瀋陽では、予定場所を見に行った日本総領事館員が一時身柄を拘束されています。
 また、香港の人権団体「中国人権民主化運動ニュースセンター」の発表では、同19日から20日にかけ、民主化運動の活動家1000名以上が、各地で当局に連行されたり外出制限を受けたりしたということです。
 なお、デモ呼びかけの震源地だった前述の『博訊網』は20日、サイバー攻撃を受けてサーバーがダウンさせられました。犯人は不明ですが、まず間違いなく中国政府当局のサイバー・テロでしょうね。
 中国ではなかなかアラブのようにはいかないですね。ちなみに、胡錦濤国家主席は19日、中央党校で「ネット管理をさらに強化する」と表明しました。デモを呼びかけた側は、これからも毎日曜日の集会呼びかけを継続するようですが、まだちょっと難しいかなというところでしょうか。

 リビアはついに首都トリポリでも銃撃戦が始まったようです。かなり深刻な事態になりそうです。
スポンサーサイト
  1. 2011/02/22(火) 02:05:37|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<リビア・イスラム戦闘集団 | ホーム | 「エジプト政変」取材報告会>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/358-b0f8d8d5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。