ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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元傭兵と再会

 昨日TBSで放送された「スパモク」という番組に、旧知の戦場ジャーナリスト・加藤健二郎さんのお誘いで、ほんのちょっとですがVTR出演させていただきました。
 バラエティですから内容は他愛もないことだったのですが、なんと嬉しいことに、収録現場で元傭兵・義勇兵の高部正樹さんと久しぶりに再会しました。高部さんは元航空自衛官で、アフガニスタン、カレン(ミャンマー)、ボスニアで実戦を多く経験してきた方です。
 私は最初、フジテレビのニュース番組で「戦場カメラマンが日本人義勇兵とミャンマーの戦場へ行く」みたいな企画で現地で高部さんにお会いしました。その撮影から帰国したら日本のほうが地下鉄サリン事件でたいへんなことになっていたのを覚えているので、たしか95年3月のことですね。
 日本と海外を頻繁に往復されていたようで、その後も何度か東京での呑み会の席で顔を合わせたことがありますが、たぶんここ10年くらいは、とんとご無沙汰しておりました。
 そもそもそのテレビ取材は私のプランニングだったのですが、なぜそんなことを思いついたかというと、ちょうどその頃に彼は最初の著作である『戦争ボランティア』という本を出していて、その内容が非常に興味深かったからです。
 それまでの日本人の手による戦場体験記というのは、虚実ないまぜに「ワイルドでハードボイルドなオレ」全開のタッチのものが多かったのですが(聞いたウワサだと、ほとんど虚の人のほうが多いみたいです)、同書ではどちらかというとあまりカッコ良くない傭兵・義勇兵の実像が、自虐的ともいえる乾いた筆致で坦々と綴られていました。ですが、それゆれに逆にリアルなハードさが伝わってくるのですね。
 義勇兵経験での本当の心情は、経験を共有しない部外者にはまずわからないものですが、当時は私も戦場取材の現役だったので、まあ本物か偽者かぐらいは手記を読めばそれなりにわかりましたから、それで高部さんに興味を持ち、版元さん経由で取材をお願いしたという経緯です。
 同書はすでに絶版になっていると思いますが(⇒アマゾン)、もちろん氏の近刊書もありますので、興味のある方にはお薦めいたします。(⇒アマゾン)
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  1. 2011/02/18(金) 19:12:53|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

こんばんは。
今月13日にBS日テレで高部正樹さんと加藤さんの対談を見ました。
その番組で加藤さんがすごくこだわっていたミヤンマーの少年のクッキーの話って、高部さんって映画クライアントで主演の少年マークと、たった1ドルで雇った弁護士レジー・ラブとの関係のみたいで、すごく印象に残りました。
お金で買えない価値がある??僕はこれからも、戦争の辛さや悲しみに終止符をうってほしいとを願う少年のことなどには目を伏せて生きる人生送ることを選ぶと思います。。
BUT、僕がその少年のような立場だったら、きっと高部さんは僕のヒーローになると思います。
  1. URL |
  2. 2013/06/16(日) 03:14:28 |
  3. 匿名 #-
  4. [ 編集]

 出演のことは伺っていたのですが、見逃してしまいました。残念。
  1. URL |
  2. 2013/06/19(水) 09:15:11 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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