ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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インテリジェンス10大ニュース

 2010年のインテリジェンス関連の10大ニュースを考えてみました。失念してしまっている事件も多々あると思うのですが、こんな感じかなあというところを挙げてみましょう――。

1位 ウィキリークスで米公電暴露開始
 これまでもときどき裏ネタを掲載していたウィキリークスは、今年4月のイラク駐留米軍ヘリ攻撃ビデオ公開でいちやく名を上げました。その後、7月にアフガン機密資料、10月にイラク機密資料の大量公開で渦中の存在となり、11月29日から米外交公電の公開を始めたことで大きな話題となりました。とくに米公電はインテリジェンス的には参考情報の宝庫といえます。
 
2位 北朝鮮ウラン濃縮
 11月に訪朝した米専門家に、北朝鮮当局がウラン濃縮施設を案内しました。砲撃事件でインパクトが薄くなっていますが、インテリジェンスでいえば、こちらのウラン濃縮のほうが日本にとっては大問題です。当ブログで再三指摘していますが、核ノドンに直結するからですね。日米韓のインテリジェンス機関も全力で核開発情報を追っているはずです。

3位 モサドがハマス幹部を暗殺
 1月、ハマスの軍事部門幹部を、訪問先のドバイのホテルでモサド破壊工作チームが暗殺。その一部始終が監視カメラに収められていました。

4位 金正恩後継指名
 9月、初めて金正恩が公式に登場。金正日の体調も含め、北朝鮮権力中枢の動向は、これも日米韓のインテリジェンス機関が全力で追跡している課題ですね。

5位 韓国哨戒艦「天安」撃沈
 3月26日、黄海の北朝鮮国境付近で韓国軍の哨戒艦「天安」が魚雷攻撃を受けて撃沈されました。北朝鮮軍のニューリーダーのひとりである金英徹・偵察総局長が主導したものとみられています。

6位 中国がグーグルにサイバー攻撃
 1月、グーグルは「前年12月より中国でサイバー攻撃を受けていた」と公表。中国当局による組織的な攻撃とみられています。

7位 美人すぎるスパイ
 6月27日、アメリカ国内で活動していたロシアのスパイ団10人が逮捕され、スパイ交換で本国に送り返されました。その中のひとりであるアンナ・チャップマンが「美人すぎるスパイ」として注目されました。

8位 警視庁公安部テロ資料流出
 10月28日、ルクセンブルグのレンタル・サーバーにウィニーを使って警察庁公安部外事3課の内部資料が大量にネット流出しました。犯人はまだ判明していません。

9位 パキスタンがCIAの対テロ戦争の最前線に
 パキスタンを震源地とするテロが頻発。9月にはドイツ人のアルカイダ・シンパなどがパキスタンで組織され、英仏独で同時テロを計画したところが摘発されたりもしています。
 アフガ二スタン東部を拠点とするCIA準軍事組織がパキスタン領内で無人機による攻撃を強化していますが、タリバンを水面下でパキスタン軍情報機関が支援しているとみられていて、米=パキスタンのインテリジェンス分野での協力関係があまりうまくいっていないようです。12月にCIA支局長の氏名がリークされましたが、これはパキスタン軍情報機関の仕業によるものとみられています。なお、アフガンのCIA拠点が自爆テロで攻撃され、CIA局員多数が死傷したのは09年12月でした。

10位 ロシア地下鉄自爆テロ
 3月から4月にかけて、ロシアでチェチェン・イスラム武装勢力によるテロがあいつぎました。戦死したゲリラ兵士の未亡人を自爆テロ犯にするという手口で、とくにモスクワの地下鉄で連続自爆テロでは乗客ら40人が殺害されました。

番外編

 その他に思いつくのは、以下のようなニュースですね。
▽MI6正史出版
▽スウェーデン連続爆弾テロ
▽メキシコ麻薬戦争激化
▽情報収集衛星ダウン
▽イラン核施設システムがウイルス感染

さて、2011年はどうなるでしょうか?
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  1. 2010/12/22(水) 10:55:08|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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