ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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尖閣ビデオ流出者をめぐる賛否

 尖閣ビデオ流出者の評価をめぐって、ちょっと面白い現象が起きています。本日発売の『週刊文春』がかなり否定的な記事を掲載しました。本人に取材したわけではないので、私はそこまで罵倒はしませんが、だからといって、あたかも英雄視するのはおかしいのではないかと、やんわりと当ブログで指摘してきました。
 本来、こういう事態では、国家の規律崩壊を指弾するのは右系(国士系)で、内部告発を擁護するのは左系(リベラル系)なので、右系の文春の態度はわかりやすいのですが、今回はたまたま告発者の敵が中国であり、民主党政権だったこともあって、左右がなんだかねじれてしまっています。中国憎し&民主党憎しの方々の中には、本来はスパイ防止法推進派的な立場であるにもかかわらず、この深刻な情報漏洩事案を擁護している方も結構見受けられるのですね。
 左系陣営でも、情報公開推進の立場から評価する声もありますが、なんとなく「戦う男たち」を美化したり、旧軍青年将校的な臭いを警戒する雰囲気もあって、こちらもなんだかすっきりしない感じになってます。
 なかなか興味深い現象で、誰が何を書くのか、次の各論壇誌が楽しみになってきました。
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  1. 2010/11/18(木) 23:26:26|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

法治国家における国家の規律とは何でしょう

「国家の規律」は法的根拠に基づく公文書ないし業務連絡によってのみ維持されます。今回の件で秘文書指定の公文書が発行されていたと思いますか?
公文書も出さずに機密取り扱いを強制できるのであれば、政府に都合が悪いことは何でも非公開にすることができます。それこそ国家の規律をゆるがせにする行為ではないでしょうか。

日常的に秘文書を扱われている防衛省職員の方の解説がまとめられていますので、ぜひご覧ください。
http://togetter.com/li/69147
  1. URL |
  2. 2010/11/19(金) 02:20:24 |
  3. 名無し三等兵 #-
  4. [ 編集]

名無し三等兵様 コメントありがとうございます。
情報取扱に関して私とは見方が違うようですが、様々な御意見を伺うことはたいへん勉強になりますので、今後ともよろしくお願いします。
  1. URL |
  2. 2010/11/20(土) 12:59:20 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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