ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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情報機関の監査に関する本

 今春にオーストラリアで出版された『Democratic Oversight of Intelligence Services』(Daniel Baldino編)という本で、日本のインテリジェンス制度に関しても1章を割いて解説されています。情報機関に対する政府や国会などによる監査制度がテーマで、なかなか興味深い内容です。拙著『日本の情報機関』からも、ちゃんとレフェレンス明示で引用されています。ローカルな邦字メディアのみで仕事をしてきた私などは、これまで英文で情報発信したことがほとんどないので、こういうのちょっと嬉しいです。
 同章の執筆者であるDr.Brad Williamsはシンガポール国立大学のフェローをされているオーストラリア人の研究者の方ですが、だいぶ以前に同テーマでメールで直接質問を受け、ごく簡単にではありますが、日本の事情を説明させていただいたことがあります。
 同書は他にもアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの事情がそれぞれ専門の研究者によって解説されています。オーストラリア発信ですから、そのまんまUKUSA諸国の話になってますが、あまり目にする機会のないニュージーランドの話などは面白いですね。
▽『Democratic Oversight of Intelligence Services』(→版元(→アマゾン) 
 ついでに、拙著もよろしくお願いします。
▽『日本の情報機関』(→紹介エントリー)(→アマゾン)
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  1. 2010/10/15(金) 21:58:01|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

いずれはその本も日本語に翻訳して、
出版されるのでしょうか?

日本語で書かれたオーストラリア、ニュージーランド等の、
資料は少ないもんで。

やはり部数がある程度見込まれないと難しいものですか?
  1. URL |
  2. 2010/10/15(金) 22:10:46 |
  3. エンピ #mQop/nM.
  4. [ 編集]

 エンピ様 コメントありがとうございます。
 私は同書の出版事情はまったく知りませんが、普通に考えると、このテーマで日本語訳の出版はあまり期待できないのではないかと思います。
 部数の問題もありますが、翻訳書の場合は部数の問題も大きいです。以前、日本人の在英研究者の方から「『ミトロヒン・アーカイブ』の邦訳をしたい」と相談を受け、知人の翻訳出版編集者に打診してみたことがあるのですが、そもそも分量の問題で実現しませんでした。
 ちなみに翻訳書の場合、尺の関係で原文内容を大幅にカットしているケースが非常に多いです。よく巻末のレフェレンスがカットされていて、研究者の人が批判しますが、あれも紙数の問題です。私もかつて翻訳書に関わったことがあるのですが、私の段階で内容の半分以上を削除したこともあります。
  1. URL |
  2. 2010/10/16(土) 23:01:01 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

部数の問題もありますが、翻訳書の場合は部数の問題も大きいです。

部数の問題もありますが、翻訳書の場合は分量の問題も大きいです。
  1. URL |
  2. 2010/10/16(土) 23:04:02 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

回答いただきありがとうございます、
外国語から日本語に訳す作品は大変なんですね。
  1. URL |
  2. 2010/10/19(火) 20:28:03 |
  3. エンピ #mQop/nM.
  4. [ 編集]

読みました

あっ、黒井さんの『日本の情報機関』買って読みました。力作ですね。対外情報を扱うシビリアンの中央情報機関が無い日本の問題点がくっきりと見えますが、同時に萌芽も見えますね。ところで内閣広報局というのはインテリジェンス機関ではないのでしょうか?
  1. URL |
  2. 2010/10/22(金) 17:59:26 |
  3. 道楽Q #vAuxo88U
  4. [ 編集]

道楽Q様 コメントありがとうございます。
 内閣広報官・内閣広報室は内閣官房の広報・メディア戦略・マスコミ対応などを統括していますが、情報収集・分析のような作業はおそらくあまりやってないと思います。私の認識しているかぎりでは、情報発信もいわゆる対外情報工作のような視点で行っている形跡はほとんどないように感じます。
 どこまでをインテリジェンス機関と捉えるかにもよりますが、私自身はインテリジェンス機関とは認識しておりません。もちろん私の知らないことを水面下で行っている可能性はありますが。
  1. URL |
  2. 2010/10/24(日) 09:56:45 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

ご返答ありがとうございます。何故この質問をしたかと言いますと、イスラエル軍のラジオ放送局や軍の広報部が特殊部隊のサエレット・マトカルと同じ軍の諜報局所属と知り、情報発信という観点からなるほどと納得したのです。それで、もしや内閣広報局というのは内閣情報調査室を上回る機関かしらと期待したが外れ(笑い)。
  1. URL |
  2. 2010/10/25(月) 00:28:10 |
  3. 道楽Q #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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