ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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中国民主化運動家がノーベル平和賞

 劉暁波さんのノーベル平和賞受賞はたいへんすばらしいですね。こうした民主化圧力はどんどんかけていくべきかと思います。
 ああいう国で、自らの身を犠牲にしても正論を貫くというのは、すごい勇気だと思います。まだまだ後に続く人は少ないですが、世界中が劉暁波さん支持を明らかにすることによって、中国の指導者層の空気を少しでも変えていけないものでしょうか。
 89年の天安門事件の頃に学生だった世代が、今では中国の各界の中核になりつつあります。アメリカを中心に活動している民主化勢力のネット新聞などに、中国政府中枢のかなりインサイダーな情報が流れるようになってきていますが、国内外にそうした個人的な友人ネットワークがあるのでしょう。
 ただ、そこは中国人社会ですから、そう簡単に団結というわけにはいかないかもしれません。少し前のエントリーで、天安門事件当時の学生リーダーだった柴玲さんの写真を紹介しましたが、天安門事件1周年の頃に、ワシントンやボストンなどで活動する亡命者たちを取材しました。ちょっと驚いたのは、亡命者たちが互いに思いっきり悪口を言い合っていたことです。当時、民主化運動には世界中からかなりの金額の支援金が集まっていましたが、その受け取りをめぐって熾烈な主導権争いが実際にありました。
 そうした内部の軋轢に嫌気が差し、活動から離れた人も多かったようです。みんな優秀なエリートでしたから、アメリカでビジネスで成功した人もたくさんいます。そういう人に対して、また昔の仲間が嫉妬したりして、いろいろあるみたいです。
 私は、そんな話を彼らから聞くうちになんだか気持ちがさめてしまい、彼らの取材をやめてしまったのですが、劉暁波さんのような勇気ある人もいるということは非常に嬉しいですね。
 アメリカのインテリジェンス機関などは、この機会に心理工作を仕掛けるかもしれません。ちょっと注目です。
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  1. 2010/10/10(日) 11:13:13|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
<<情報機関の監査に関する本 | ホーム | 写真館27 イラン=イラク戦線その他>>

コメント

今回の平和賞は腐った中国の癌に対してメスを入れる意味で素晴らしいっすね
ただこの民主化の圧力の背後、そして今後の情勢を考えると何か不安な思いになりブログでそのことについて書いてみました
アメリカのインテリジェンスが工作をされると書かれていますが、やはり表面化はしないでしょうね
この問題は中国国内だけでなく東アジア全域に関わる重要なテーマなだけに今後の成り行きが気になりますね
  1. URL |
  2. 2010/10/10(日) 22:31:32 |
  3. Venceremos #-
  4. [ 編集]

劉暁波氏に対しては素直に喜びと激励を表したい所ですが・・・
彼らが中国で08憲章を勇を以て公表した頃、日本を騒がしていた異端派による政治的発言というと、田母神元空幕長な訳で・・・
大丈夫でしょうか、この国。
  1. URL |
  2. 2010/10/10(日) 22:45:32 |
  3. 実松 #-
  4. [ 編集]

Venceremos様
実松様

コメントありがとうございます。
今後とも、ご意見をよろしくお願いいたします。
  1. URL |
  2. 2010/10/12(火) 13:06:56 |
  3. 黒井文太郎 #-
  4. [ 編集]

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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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