ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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写真館23 中国民主化運動

 歴史に「もしも」は禁句ですが、「あのとき違った展開になっていれば・・・」とつい考えてしまうのが、1989年春の中国民主化運動です。4月半ばの胡耀邦の死去をきっかけに始まった学生運動は、その後も大きな高まりを見せましたが、結局、小平ら党・軍指導部の判断で軍が投入され、6月4日の天安門広場の大弾圧で幕を閉じます。
 私は同5月初めに北京に入り、しばし学生運動の取材をしましたが、同月中に次の取材の準備のために日本に帰国したため、肝心の6・4は現場にいませんでした。
 もしもあのとき、小平が違う判断をしていたならば・・・中国も今ではまったく違った国になっていたかもしれません。
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 私が取材した頃は、天安門広場はまるで学園祭のような雰囲気でした。参加していた学生たちも、よもや軍があれほどの弾圧を実行するとは思ってもいなかったと思います。
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 とにかく人が多かったです。
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 孫文の肖像も掲げられていました。上写真は超エリート大学・清華大学の学生たち。今ではすっかり中国が誇るハイテク頭脳集団です。
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 デモ参加者もたしかに多かったですが、実際には見物人の数も非常に多く、参加者数はかなり水増しされていたように思います。 
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 デモ行進は各大学を起点に出発し、天安門広場に向かいます。
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 中には興奮する学生もいましたが、デモのリーダーたちは穏健路線の堅持に必死に務めていたように見えました。
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 当初は警察もデモに圧倒されていて、トラブルもあまりありませんでした。
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 非常に暑い5月でした。デモ隊もみんなアイスキャンデーを持ってますね。このように、当初は非常に暢気な雰囲気でした。
 本当に、天安門事件は残念な事件でした。その後のヨーロッパの冷戦終結のプロセスでは、軍が自国民に銃を向けるかどうかが、まさに分岐点でした。
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 民主化運動リーダーのひとりとして有名だった柴玲さん。翌年の一周年の際、逃亡先の米国ワシントンDCで犠牲者追悼集会に参加中のところを取材しました。現在はアメリカでコンピューター会社を経営しているそうです。
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 オマケ。1992年の天皇訪中の際、週刊Sの特派で北京に行きました。天安門広場に日の丸が掲げられていました。
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  1. 2010/10/04(月) 22:00:23|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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