ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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元ムサシ機関長が実名証言

 8月1日付『朝日新聞』に、「中ソ諜報<ムサシ機関>私が率いた 元陸将補が証言」という記事が掲載されました(→ネット版)。陸上自衛隊の秘密情報部隊の元機関長が、同新聞の谷田邦一編集委員のインタビューに応えたものです。
 今回、初めて実名で証言されたのは、60年代に陸幕第2部情報1班特別勤務班(秘匿名・武蔵)の班長だった平城弘通・元陸将補(89歳)です。同機関について私はその内幕を『軍事研究』『週刊朝日』などに書いたことがありますが<u>(→過去エントリー)、その情報源のひとりが平城氏でした。
 そのときは、まだ実名ではお話していただけなかったのですが、同組織についてはいろいろ虚実ないまぜの情報が流布していることもあり、ついに実名で正確な情報を公表する決意をされたようです(来月、実名手記を講談社から出版されるということです。同社は例の本の版元ですが、今回はいっきに名誉挽回ですね)。
 平城氏は同記事でこう語っています。
「邪悪な謀略機関というイメージを払拭し、国家の正当な情報収集活動だったことを明確にしたかった」
 まったくもって、そのとおりだと思います。
 まだご存命の方のなかで、平城氏はおそらくもっとも古い時代の特勤班のことをいちばん良く知る人物ですが、70年代以降の同組織については、その後任の班長か、当時の2部長、あるいは情報1班の連絡幕僚の方が、もっとも良くご存知のはずです。とくに金大中事件当時の頃まではいくらかわかってはいるのですが、それ以後、この秘密機関がどのような経緯を辿ったかは、まだ当時の関係者の正確な証言は出ていません。何人かの関係者には私もアタックしてきたのですが、まだほとんどお話しいただけていません。
 国家の安全保障のため、正当な情報収集活動をしていたのならば、ぜひとも真実を明らかにしていただきたいと思います。
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  1. 2010/08/07(土) 13:10:28|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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