ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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『中国人民解放軍の正体』

 お世話になっています「日新報道」の敏腕編集者・倉内慎哉さんから、同社の新刊『中国人民解放軍の正体』をいただきました。
 著者の鳴霞さんという方は、私は残念ながら面識はないのですが、月刊『中国』主幹の在日中国人ジャーナリストです。内容から察するにバリバリの反中派のようですが、中国軍に関する日本語の書籍そのものがそれほど多くないので、興味のある方はぜひどうぞ。(→アマゾン) 
 たまたま多忙につき、私はまだ通読してはいないのですが、インテリジェンスに関する部分をみると、軍の情報機関である総参謀部第2部と、シギントなどの科学的情報収集等を担当する第3部についての解説があります。とくに「網軍」も統括していると思われる第3部については、英文資料も含めてあまり参考資料がありませんので、たいへん興味深いですね。インテリジェンス関連情報は必ずしもすべて裏がとれるわけではないのですが、興味深い参考情報としていろいろ勉強させていただこうと思います。
 そういえば、『ワールド・インテリジェンス』でもかつて中国情報機関について特集しようとしたとき、非常に苦労したことを思い出しました。この分野で最新情報をフォローしている専門家がなかなか見つからなかったのです。
 それは日本のどこかには凄い研究者ないし実務者などもいるのでしょうが、弊誌では結局、日本国内で適任の執筆者が思いつかず、台湾在住のジャーナリスト・本田善彦さんに、台湾の著名な軍事ジャーナリストである張友驊氏に取材していただいたという経緯があります。そちらの記事は拙編著『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』に再録していますので、興味のある方はこちらもぜひどうぞ。(→アマゾン)
 なお、本田さんには軍事ドラマなどの中国軍のプロパガンダ傾向を分析した『人民解放軍は何を考えているのか』という面白い着眼点の著作もあります。こちらも非常に興味深い考察ですので、ぜひどうぞ。(→アマゾン)
 ところで、本の紹介つながりでもう1点。
 この十数年で私がもっともお世話になってきた大恩人である宝島社の剛腕編集者氏が担当された『憚りながら』がいよいよ明日発売になります。著者はその筋では超有名人である、あの後藤忠政・元後藤組組長。いやあ、これは面白くないはずがありませんね。日本の裏社会に興味のある方はぜひどうぞ。(→アマゾン)
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  1. 2010/05/14(金) 13:32:03|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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