ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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南アフリカの危険度

 ちょっと前に「南アフリカの治安は大丈夫か」というエントリーを書きましたが、最近になって「南アフリカ 治安」というキーワードで検索してアクセスしていただくことが増えています。いよいよワールドカップも近づいてきて、観戦に行かれる予定の方がいろいろ調べているのかもしれません。
 ですが、私はもう長いこと南アには行っていないので、最近の事情は知りません。なので、試しに自分でも「南アフリカ 治安」で検索してみました。
 結果は、どうも私が行った頃より、さらに状況は悪化しているようです。
「白昼のビジネス街でクビ絞め強盗に遭うも、通行人も警察官すらもビビって手出ししない」
「赤信号で停車すると強盗に遭うので、信号で停まってはいけない」
などなど、なんだか無法地帯になっちゃってます。
「昼間も出歩くな」的な体験者談が多いですが、私の頃(92年)はまだ昼間なら普通に歩いてました。以前のエントリーでも書きましたように、当時のヨハネスブルグ中心部は私の経験内だけでも屈指の危険地帯だったことは確かで、街中に強盗はいましたし、カージャック強盗もよくわりましたが、強盗だらけというわけではなかったです。必ずタクシーを使いましたが、夜も呑みに行ったりしましたし(それは事前にそれなりに情報収集し、慎重に行動しましたが)。
 現地在住経験者と思しき書き込みのいくつかが、「アパルトヘイト政策を止めたときから、この国はずっと治安崩壊状態」という指摘をしていました。91~94年のプロセスで完全な黒人国家になりましたが、その頃から警察力が低下したということなのでしょう。
 よく、「南アは白人支配だったから発展した」というような言われ方があります。対して、「資源が豊富だったから発展したのだ」との反論もあります。実際、ブラックアフリカの街の風景に比べて、南アの風景はまったく異質のものです。あそこの白人はオランダ系やイギリス系が多いのですが、雰囲気はむしろアメリカに似ているように思います。
 奴隷制度みたいな人種差別が撤廃されるべきことは当然ですが、それで無法地帯になってしまうというのも、どうなのでしょう。ただ、黒人国家になっても、国が崩壊したわけではなく、少なくともワールドカップを開催できるまでになっています。
 たいていのメディアの記事もそうですし、当ブログもそうなのですが、なるべく非日常的な見聞を選択して書かれることが多いので、そうした面ばかり強調される傾向はあります。まず慎重に行動していればそれほど心配することはないと思いますが、冒険的な単独行動は危険が伴うことをよく認識したほうがいいと思います。
 ネットでも冒険的な旅行プランを立てていた若者に、ツッコミの集中砲火が入ってたりしました。私自身は若い頃に無謀な旅を重ねてきたほうで、単に幸運だったにせよ、それが今の人生に繋がっているのは事実なので、「自重したほうがいい」なんて大人な意見は持ってはいませんが。
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  1. 2010/04/20(火) 10:46:25|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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