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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

石破政調会長、鈴木宗男外務委員長など取材

 久々に石破茂・自民党政調会長にインタビューしました。別冊宝島や『ワールド・インテリジェンス』でこれまで何度もお世話になりましたが、4年ぶりの取材です。小沢問題をめぐる国会の攻防や、派閥問題をめぐる党内の攻防などが激化するなか、役員会と記者会見のあいだにお時間をいただき、日米同盟の過去と未来についてお話を伺いました。
 今月は、外交・防衛問題に関する取材でいろいろな方と再会しました。
 政治家では、鈴木宗男・衆議院外務委員長も『ワールド・インテリジェンス』以来の取材です。検察問題で取材が詰まっているなか、こちらは対ロシア外交についてお話を伺いました。
 外交ジャーナリストの手嶋龍一さんともお会いしました。『ワールド・インテリジェンス』創刊号でお世話になって以来です。NHK元ワシントン支局長として著名な方ですが、現在は慶応大学大学院の教授をされています。本日、あのベストセラー『ウルトラ・ダラー』の続編『スギハラ・ダラー』(→アマゾン)が発売です。
『ワールド・インテリジェンス』で2度取材させていただいた春名幹男・名古屋大学大学院教授にもお会いしました。共同通信でワシントン支局長、論説副委員長、特別編集委員などを歴任された方で、現在は例の日米「密約」を検証する外務省有識者委員会の委員も務められています。
 ところで、春名さんが長年連載してきた新潮社の『フォーサイト』の休刊が決まりました。あの連載は私にとってはまさにお手本のようなものでしたので、非常に残念です。
 その『フォーサイト』の最新号で、私が春名さんの連載とともに常に真っ先に目を通しているアラブ専門家の池内恵さんの連載記事に、最近ほかにもいろんな雑誌が休刊していることが書かれていました。『外交フォーラム』『現代の中東』『国際問題』などなど。休刊の理由は、どこも要はカネの問題です。『フォーサイト』は莫大な広告料、それ以外のは「お上」から資金がわんさか入って、正直「うらやましいなあ」と思っていたのですが、予算削減でそれまでとなったらしいです。
 思い返せば、細々と営んでいた我が『ワールド・インテリジェンス』も、やっぱりおカネで続きませんでした。ビジネス・モデルとしては最初から無理があったことは否めません。むしろ、よく2年間続けられたなあというところでしょうか。読者の皆様のおかげです。
 それにしても、そうなると日本語で読めるのは、あとは『ニューズウイーク日本版』『選択』『FACTA』くらいかなあ。あ、そうだ、『軍事研究』を忘れてはいかんいかん。
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  1. 2010/02/26(金) 09:43:49|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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