ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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テポドン航跡情報の怪その2

 前回記事で、テポドン2の航跡に関する偽情報(しかも非常に詳細!)がなぜか広く報道された不思議について触れたが、ある防衛庁職員から興味深い話が聞けた。ウラはとっていないが、いちおう紹介しておく。

 まず、北朝鮮がテポドンを発射する準備を進めているとの情報は、もちろん米軍よりもたらされた。ところが、面白いことに米軍情報にもいろいろある。内局や情報本部では、在日米軍司令部やDIA、あるいは直接ペンタゴンなどから情報が入るが、そこでは、「まだそんなに急迫した感じではない」との見解で、わりと余裕を持って対応していたらしい。
 ところが、海幕が「すぐにも発射しそうだ」と大騒ぎした。海幕は米海軍の太平洋艦隊と非常に強固な繋がりがあって、そこからこうした情報が寄せられたようだ。
 テポドン報道では当初、「今日明日にも発射の模様」という観測が大々的に報じられ、やがて一旦鎮静化した後にいきなり発射!となったわけだが、その当初の切迫見通しの報道は、どうやらこの海幕情報に基づくものだったらしい。
 ところで、「なぜあれほどリアルで詳細なテポドン航跡情報が流れたのか?」ということでは、実は、最初からあんな情報はホントはなかったようだ。どこから浮上した情報だったのかは依然ナゾだが、あの航跡情報が誤情報であることは、最初から防衛庁の情報部門ではわかっていたとのことである。
 だったらなぜ公式に否定しなかったのか?もナゾだが。
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  1. 2006/08/01(火) 18:35:52|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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