ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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テポドンが届かないアメリカの余裕

 先週号の週刊朝日で「テポドンで空騒ぎ!」などとタイトルと打って、「テポドンなんて日本の安全保障には関係ない」などと書いていたら、制裁をめぐってもどうも世界中で日本だけ浮いてしまっているようです。

安保理で日中が全面対立 米同調せず「声明」妥協も

当のアメリカのほうからも、「もう少し冷静になってよ」などと突っ込まれているくらいですが、これで北朝鮮もかなり余裕の姿勢になってきています。

北朝鮮、国連安保理がロケット発射に何らかの措置なら「強硬手段」で応じる=国連特使

アメリカが本気にならないのは、今回のテポドン2の性能を分析して、「こいつらまだ米本土に届く長距離弾はしばらく無理だな」と判断したからかということもあると思います。
テポドン2がどれほど飛んだか、まだ米軍側から情報は出ていませんが、ちらほら漏れ伝わるように、2段目ブースターも切り離されていないなら、たしかにまだまだ「アメリカは遠い」ということになろうかと思います。

もっとも、普通に欧米メディアをウォッチしていれば一目瞭然なことですが、もともと北朝鮮問題に世界は注目していません。欧米社会の注目はなんといっても中東+アフガンですね。メディアの注目度でいえば、ダルフール紛争と同じくらかもしれません。テポドンにも最初からさほど興味がないということなのでしょう。
(それはニュース専門チャンネルで特番組んだり、新聞の一面に載ったりはしましたが、あくまで「その日のニュース」ということだけですね)
日米欧の温度差は地域の違いなので、これはしかたありません。日本だって、2月のイランのサフィール2打ち上げなど誰も気にしていませんでしたからね。こちらのほうが欧米には重要問題なのですが。
日本にとっては全然よくないですが、テポドン問題は、残念ながら今回はこのままフェードアウトしていく気配濃厚です。
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  1. 2009/04/08(水) 10:49:08|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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