年明けですが、1月7日に新刊『インテリジェンス戦争 対テロ時代の最新動向』 (大和書房)が発売になります。アマゾンにて予約受付が始まったので、皆様よろしくお願いいたします。→
こちら 今回の本は、9・11以後の世界の情報機関の最新動向をフォローするという、『ワールド・インテリジェンス』がもっとも得意としていた分野にしぼっています。弊誌掲載記事の改訂がメインですが、その他にも書き下ろしや他誌寄稿記事改訂など、多方面からネタを集めており、現在のリアルなインテリジェンス世界の全体像が具体的に、かなり細かく網羅されています。
編者は黒井ですが、巻頭と巻末の総括的な解説を佐藤優さんにお願いしています。
執筆者はこの他に、本田善彦(在台湾ジャーナリスト)、李策(ジャーナリスト・元朝鮮総連専従職員)、菅原出(英危機管理会社大手「アーマーグループ」安全保障アナリスト)、橋本力(英国立アベリストウィス大学大学院国際政治研究科)、村上和巳(ジャーナリスト)の各氏。いずれもこの分野では“若手”に入るアラウンド30~40世代ですが、次代を担う本格派の方々です。また、インタビューイーとして、張友驊(台湾を代表する軍事ジャーナリスト)、高永(元韓国国防情報本部分析官)両氏も登場しています。
内容は以下のようになっています。
「インテリジェンス戦争 ~対テロ時代の最新動向」
佐藤優・解説 黒井文太郎・編
序章 世界インテリジェンス戦争を読み解くヒント//佐藤優
1章 東アジア諜報戦の内幕
▽これが中国インテリジェンス戦争だ!//張友驊(取材構成・本田善彦)
▽中国vs台湾 知られざる情報戦史//本田善彦
▽中国が推進するネット検閲システム『金盾』//黒井文太郎
▽朝鮮半島「情報戦」の真実//高永(取材構成・李策)
▽女スパイ事件で注目! 北朝鮮秘密警察「国家安全保衛部」の実力//黒井文太郎
2章 インテリジェンス大国・アメリカの実力
▽アメリカ情報機関VSアルカイダの死闘//黒井文太郎
▽情報世界の覇権を目指すCIAの勢力拡大//黒井文太郎
▽北朝鮮を監視する米インテリジェンス//黒井文太郎
3章 変貌する欧州インテリジェンス最前線
▽現代の007 イギリス情報部の全貌//黒井文太郎
▽リトビネンコ暗殺をめぐる英露情報戦//菅原出
▽フランス通信傍受機関の正体//橋本力
4章 復活するロシア情報機関
▽現代ロシア「インテリジェンス機構」のしくみ//橋本力
▽世界に浸透するロシア諜報機関の“長い手”//橋本力
▽暴露されたロシア機密文書//橋本力
5章 イラク&対テロ情報戦
▽ザルカウィ爆殺工作の内幕//村上和巳
▽英仏独伊の対テロ情報戦//村上和巳
▽CIA捕虜秘密収容所//黒井文太郎
解説 なぜインテリジェンス世界の動向を知ることが重要なのか//佐藤優
(了)
以上、私がこれまで携わってきた書籍のなかでも、内容のレベルはかなり濃いです。よろしくお願いいたします。
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- 2008/12/19(金) 09:51:45|
- 著作・メディア活動など
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| コメント:2
新刊、待っていました。
もちろん買います。
内容を拝見すると、やはり「ワールドインテリジェンス」誌の再録が多いように思います。
VOL・9の予告にあった「アラブ・中東諸国の情報機関」がとても気になっています。
需要の問題もあるのでしょうが、他の方がフォローしないようなところもスポットを当てるお仕事を期待しています。
- URL |
- 2008/12/21(日) 23:01:42 |
- sin #-
- [ 編集]
sin 様
ありがとうございます。
ご要望の点、どこまで出来るかわかりませんが、今後ともよろしくお願いいたします。
- URL |
- 2008/12/25(木) 10:11:02 |
- 黒井文太郎 #-
- [ 編集]