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ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

ミャンマー国軍はなぜ市民に銃を向けるのか…驚愕の「殺戮の歴史」:2021年04月02日

ミャンマー国軍はなぜ市民に銃を向けるのか…驚愕の「殺戮の歴史」
ミャンマーで今、起きていることの背景には〜軍事ジャーナリスト黒井文太郎レポート

2021年04月02日
FRIDAYデジタル

https://friday.kodansha.co.jp/article/172318

ミャンマーで流血の事態がエスカレートしている。2月1日にクーデターを起こした国軍に抗議する市民のデモ隊に対し、国軍と警察治安部隊が実弾で攻撃。今日までに確認されただけで、500人以上が殺害されている。現地から発信されている動画には、最初から殺害する目的で躊躇なく銃撃している場面もある。「上官から、とにかく殺せと命令された」という脱走兵士の証言もある。

一方的に人々を残虐に殺害するミャンマー国軍とは何なのか? なぜこれほど「簡単に」国民を殺戮するのか?

殺戮が「日常茶飯事」の戦闘集団

ミャンマーは第2次世界大戦終結の3年後の1948年にビルマとして独立した。当時から国軍は大きな力を持っており、さらに1962年のクーデターで社会主義のネ・ウィン軍事政権が誕生すると、冷戦期を通じて長期政権を維持した。国軍はビルマ国内で君臨する特権集団であり、それゆえに軍内部の監視・統制は厳しく、結束は固かった。

ネ・ウィン独裁政権の間、国軍は、国内に20グループ以上もある少数民族各派抵抗組織との戦いを続けてきた。同国では多数派のビルマ族が約7割で、その他の3割が少数民族だ。
(以下略)
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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