現在発売中の月刊誌『テーミス』でコメントを採用していただきました。北大生事件の件です。
また、10月30日の『毎日新聞』でもコメントを採用していただきました。こちらも北大生事件の件です。
「イスラム国」の問題はまだま続いていますが、すでに日本のメディアでは消費されつつあるようにもみえます。
海外ではまだ大きく報じられていますね。ただし、それによって今度はアサド政権による民間人空爆強化の情報がスルーされているようです。
ちなみに、シリア人権ネットワークの報告(http://sn4hr.org/blog/2014/11/01/1819/)によると、10月のシリア内戦の犠牲者総数は1987人。うち 1231人がアサド軍に殺害された民間人犠牲者、492人(以上)がアサド軍に殺害された反体制派戦闘員の戦死者とのこと。イスラム国による殺人も許せませんが、規模としてはアサド軍による殺人が桁違いです。
ところで、10月29日配信の時事通信の電子情報誌『e-World』に、「米空爆の限界を最前線コバニに見る-対イスラム国掃討の難しさを象徴」という記事を寄稿しました。同誌は有料ですが、こちらになります (
http://www.jiji.com/service/e-world/)
ちなみに、同誌今月号はイスラム国特集で、他にも保坂修司・日本エネルギー経済研究所中東研究センター副センター長インタビュー、池滝和秀・時事通信外信部記者の論考「空爆も友軍不在で戦闘長期化へ-ジハーディストが跋扈するシリアの相関図」、福田毅・国立国会図書館調査員の論考「渋々空爆を決断したオバマ大統領-イラク、シリアのイスラム国掃討を検証する」など、非常に示唆に富んだ記事がいくつもあります。
なかでも福田氏の記事は、オバマ政権サイドの選択肢について的確に分析されており、たいへん参考になります。シリア国民サイドからみれば、オバマ大統領の選択は悲劇としか言いようがないですが、オバマ氏側にもそれなりの理由があるわけですね。また、池滝氏の記事では、アメリカと反体制派側の複雑な事情がよくわかります。
また、前エントリーを下地にした記事を、ヤフーニュースに寄稿しました。
▽「イスラム教徒」が必ずしもみな信心深いとは限らない(ヤフーニュース個人・国際 10月29日)
また、来週発売の『軍事研究』にも寄稿しました。まだ現物をみていないのでタイトルは知らないのですが、こちらから送稿した原稿のタイトルは「バグダッド西方とシリア北部に大攻勢~イスラム国はなぜ残虐なのか」です。こちらもよろしくお願いいたします。
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- 2014/11/07(金) 19:41:28|
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