ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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集団的自衛権と集団安全保障と人道主義

 24日、日本テレビ「ニュースevery」でVTRコメントを採用していただきました。北朝鮮軍の関連です。
 また、現在発売中の『週刊現代』でコメントを採用していただきました。集団的自衛権の関連です。
 また、現在発売中の『月刊宝島』に寄稿しました。中国軍サイバー部隊の関連です。
 また、本日発売の『フライデー』でコメント提供しましたが採用されたかどうかは未確認です。安保とか中国とかの関連です。

 ところで、集団的自衛権は政府が突破の構えですね。反対派は公明党の抵抗に期待しているようですが、まあこのまま行くでしょう。
 また、それ以外にも集団安全保障の話が出てきています。これも徐々に拡大されていくことでしょう。
 こうした動きに反対の方も当然いらっしゃるでしょう。今のところ政府は日本の安全保障に直結したケースに限定するような雰囲気の言い方を強調していますが、なんとなく曖昧でもあるので、「日本のためだけの武力行使しかイカン!」という考え方もあるかと思います。
 私は違う考えですが、日本の軍隊を外に送るわけですから、日本人が戦死することにもなるわけで、それに対してあくまで「大事なのは日本人の命だけ!」と固執する考えがあるのも理解できます。世界中の多くの国はとっくにそんなことは経験してきているわけですが、「そんなことは関係ない」と日本人のことだけを考える考えがあっても、まあしかたないかなという気がしないでもないです。
 ただですね、自衛隊の海外派遣に対して、人道的観点から反対するという一部の論調、これはまったくの的外れだと思いますね。
 人道主義とエゴイズムは反対の概念ですから、一国平和主義というナショナルなエゴは、人道主義の対極にあります。国外でたいへんな暴力・人権侵害が行われているときに、それを見てみぬふりをして、「絶対に武力では介入しないのが人道主義だ」というような考えは、論理が破綻しています。
 SNSで紹介されていたいくつかの文章の中に、「日本人には人を殺して欲しくない」というような文言がありました。これはつまり、「日本以外のところで大虐殺が行われていても、日本人は知らんふりしましょう」ということですね。なので、これは人道主義の反対の意見ということになります。
 また、こんな意味の文章を目にしたこともあります。
「日本が手を組むのは、世界中で悪行の限りを尽くしているアメリカ。日本はこれからそんなアメリカの悪行に手を貸すことになる」
 あまりに単純すぎて眩暈がします。悪行というのは、どちらかといえばボコハラムとかISISとかアサドとかサダム・フセインとかカダフィとか、そういうのでしょう。アメリカの対外政策にも批判すべき点はありますが、では上記したようなワルモノたちとアメリカでは、どちらを排除するのがより人道的なのでしょうか。
 アメリカ主導のさまざまな多国籍軍のミッションに多くの国がこれまでも参加してきましたが、それらの民主国家たちは、自分たちのミッションを「悪行」とは対極に考えています。
 とにかく今日も、イラクやシリアでは人々が殺害され続けています。
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  1. 2014/06/27(金) 08:55:50|
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  2. 2014/06/30(月) 03:37:16 |
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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