ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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ウクライナ問題と北方領土問題はまったく無関係

 表題のとおりです。
 あえて言えば、これで「ロシア(プーチン)は縄張り(国益)を譲らないことがはっきりした」といったことぐらいでしょうか。

 欧米主要国がロシア批判を高めているのに対して、日本政府は腰砕け。「北方領土交渉のためにプーチンに恩を売っておきたい」との見方がありますが、そうだとしたら愚の骨頂ですね。
 もともとロシアに北方領土を返還する気などありません。だから、日本政府がプーチンに媚びても、何も変わりません。
 むしろロシア側に「日本はマジで外交弱者」と教えてしまうわけで、逆効果でさえあります。

 日本側にそうした考えが出てくるのは、「プーチンは歯舞・色丹を返還する意志がある」との前提があるからですが、何度も書いていますが、妄想です。
 昨年の5月の拙稿です。
▽「プーチンは2島返還で決着したがっている・・・」 根拠なき定説はなぜ生まれたのか(JBPRESS 2013.05.07)

 まあ簡単な話で、「プーチンは2島を返還する意志がある」と結論するならば、「では、それをロシア政府の誰が、いつ言ったのか?」「それはプーチンの意志だと、どういう根拠でわかるのか?」を証明しなければなりませんが、誰もできていませんね。日本側はどうも「ネックは日本側の4島一括原則」だと考えているようですが、違いますね。

 それと、二国間の領土問題交渉に「個人的信頼感」など関係ありません。
 森喜朗さんがプーチンと直接話ができるからといって、それで何かできるわけでもありません。プーチンが「森さんの頼みなら断れない」とか考える・・・わけはないですね。
 ロシア側としては、「日本の元首相だし、邪険にはできない」だけの話であり、プーチンとすれば「ああ、そういう人いたっけ?」程度の話でしょう。
 ロシアのような外交強国からみれば、日本などはたぶん眼中にないと思います。
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  1. 2014/03/09(日) 09:31:28|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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