ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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崔竜海失脚情報(朝鮮日報)

▽北朝鮮ナンバー2の崔竜海氏監禁か(朝鮮日報)
だそうです。
 同記事によると、現時点でウラがとれた話ではないようで、詳細は追加情報待ちということになりますが、可能性はあります。
 金正恩政権はワンマン体制でいこうということですから、ナンバー2の崔竜海はいつ失脚させられてもおかしくない立場にいます。
 もっとも、ナンバー2といっても、彼は晩年の金正日から急にとりたてられ、その後の金正恩=張成沢(すでに粛清済)のラインで軍内掌握の駒として実績以上の破格の出世をしただけの人物ですから、政権内でもそれほど突出した存在感のある「重鎮」というわけではなかったと思います。
 ところで、崔竜海を軍を代表するポジションとの見方もありますが、違うと思います。彼のポジションは軍総政治局長という軍内の政治警察長官のようなもの、軍を監視するポストになります。なので、軍の利益を代表するという立場ではないと思います。そもそも、北朝鮮ではすでに政治勢力としての「軍部」という存在がほぼ消滅しています。
 現在、金正恩政権でポスト張成沢の実権を握っているのは、党の筆頭部局である組織指導部と、いくつかの秘密警察的な実力組織です。なかでも粛清を実行する秘密警察の権限は圧倒的なものがあります。筆頭は国家安全保衛部ですが、それ以外にも人民保安部、その隷下の人民内務軍政治局、軍保衛司令部、人民保安部、それに軍総政治局といった機関があります。
 現在の北朝鮮は金正恩のワンマン体制が強化されていますが、その恐怖政治の手足となるのが秘密警察であり、それらを重視する超独裁システムはまさに秘密警察国家といっていいでしょう。
 もっとも、北朝鮮の超個人独裁体制のこれまでの慣例からすれば、そういった実権を握る人物こそが次の粛清の標的になる可能性があります。拙ブログでもすでに書いていますが、いまや紛うことなき実力者となっている金元弘・国家安全保衛部長あたりが、次は危ない気がします。
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  1. 2014/03/01(土) 23:34:35|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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