ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

ジュネーブ2会議と内戦現場の大きな「壁」

 ジュネーブ2(シリア和平会議)で、シリア政府と国民連合の直接交渉が始まりました。目下、ホムスへの人道物資搬入について交渉が行われています。
 もちろん実現すれば朗報ですが、こうした「ほんの一部の交渉」が動いている間は、シリア政府はフリーハンドを得たことになるので、必ず他の全土で一般住民への無差別砲爆撃を強化します。国際社会やメディアが「和平への第一歩だ」などと言っている間に、今日も明日も明後日も多くの人々が殺害され続けていきます。
 ホムスへの物資搬入を交渉している間に、ヤルムーク・キャンプをはじめ全土でライフライン封鎖を強化し、飢餓や窮乏が拡大されていきます。それがアサド政権の一貫したやり方です。
 交渉を無駄だとはいいませんが、「まず交渉の席に着くこと自体が重要だ」などという楽観論には賛成できません。アサド政権に時間的余裕を与えている面は確実に存在しますし、それこそが政権側の狙いでもあるわけです。
 少しでも人道支援の道を探ることには賛成ですが、ジュネーブ2をめぐるメディア報道などをみると、その点が置き去りにされている危惧を感じます。
スポンサーサイト
  1. 2014/01/26(日) 22:00:30|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<アサド政権との交渉は凶悪犯対処 | ホーム | シリア問題の基礎事項>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://wldintel.blog60.fc2.com/tb.php/1347-a9eac20d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




最近の記事

最近のコメント

カテゴリー

月別アーカイブ

最近のトラックバック

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する

ブログ内検索

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。