ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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スノーデンの価値は元CIAではなく元NSA

 報道では「元CIA」という肩書きが主流ですが、前エントリーで書いたように、彼の「価値」は元NSA(民間契約なので正規局員ではないですが、実質上の要員です。高給なので、単なる下働きという立場ではありません)ということです。(海外報道では肩書き説明も、元NSAと元CIAが半々くらいですね)
 なかでも最後、わずか3ヵ月でしたが、ハワイのクニア地域シギント作戦センターのシステム管理者だったという立場は大きいですね。
 NSAの中心部局であるシギント本部の実働セクションが国家安全保障作戦センターですが、その中核機関である地域シギント作戦センターはテキサス州ラックランド(中南米担当)、ジョージア州フォート・ゴードン(欧州・中東担当)、ハワイ(アジア担当)の3ヵ所しかありません。
 今は海底光ケーブルもハワイを経由せずに直接、米本土とアジアを直結するものが主流ですが、やはりハワイの地域シギント作戦センターがアジア全域のシギント作戦の中核であることは変わりません。
 NSAのシギント作戦については、ダンカン・キャンベル、ニッキー・ハーガーやジェームズ・バムフォード、リチャード・リッチェルソン、パトリック・ラーデン・キーフらの著作や米紙の調査報道ぐらいしか表面化していないので、いずれ出すであろうスノーデンの著作は注目ですね。元CIA工作員の手記はもう何冊も出ていますが、元NSA要員のメディア暴露は他にはウイリアム・ビニーくらいしかなかったはずです(※追記 ビニーの関連で他にも数人いましたね)。(UKUSA関係では過去、英GCHQのキャサリン・ガン、カナダ通信安全保障局のマイク・フロストなどの証言があります)
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  1. 2013/06/26(水) 08:34:58|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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