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ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

ラフサンジャニが今や改革派とは・・・

 ラフサンジャニ元大統領が次期イラン大統領選挙に出馬の意向。
 新聞報道では「穏健保守派で、改革派に支持される」的なよくわからない解説になっています。

 ラフサンジャニ元大統領は、もともとホメイニ時代にバリバリの保守本流だった人物で、穏健派というより武闘派なイメージだと思うのですが、要するに、ホメイニの跡を継いだハメネイと微妙なライバル関係にあるということですね。
 4年前、こんなエントリーを書いていました。
▽ラフサンジャニはハト派?(2009/06/24)
 ちなみに、ラフサンジャニの娘は改革派の政治活動家として逮捕歴もある闘士。他にもラフサンジャニ一族では、親族が何人も逮捕されたことがあり、ラフサンジャニの息子にも逮捕状が出ているという、今や反体制派ファミリーのような一族になっています。
 もっとも、故モンタゼリ、ムサビ元首相、キャラビ元国会議長など、イランではかつての保守本流派が軒並み改革派になっています。新世代では、ホメイニの孫なども改革派の闘士だったりします。
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  1. 2013/05/13(月) 21:21:20|
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プロフィール

黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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