ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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「ムスダン発射」で北朝鮮がもっとも気にしていること

 韓国メディアの報道には、「ボストン・テロでアメリカが北朝鮮問題に関心を払わなくなったので、北朝鮮は困っている」「関心を引き戻すために、ミサイルを発射する可能性がある」といった論調がありますが、その根拠がよくわかりません。
 北朝鮮はアメリカを怒らせたいのでしょうか?
 アメリカが北朝鮮を宥めるために妥協してくるというのならわからないでもないですが、北朝鮮がアメリカを挑発して怒らせても、利益は何もありません。
 北朝鮮にとって利益なのは、アメリカを本気で怒らせずに、「自分たちはアメリカと対等に渡り合っている」というタテマエを既成事実化することです。なので、北朝鮮はアメリカを本気で怒らせない線をびくびくしなから推し量っているのではないかなと思います。「振り向いてほしい」どころか、できれば「放っておいてほしい」のですね。
 いまだに発射されていないムスダンですが、発射するかどうかを北朝鮮が判断するときに、もっとも重要視するはずなのは、それが「アメリカの軍事報復を引き起こさないか」ということです。それがまず基本にあって、そのうえでさらに様々な他の要素を検討するということでしょう。
 北朝鮮は北朝鮮で、いつ攻め滅ばされやしないかと、びくつきながら対外戦略を模索しているはずです。綱渡りのサバイバル状況にある独裁政権にとって、自らの安全保障は最優先事項です。
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  1. 2013/04/26(金) 21:49:16|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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