ワールド&インテリジェンス

ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です)

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北朝鮮ミサイル発射準備さらに進む

 もともと私は今回の北朝鮮の対米心理戦では、金日成の誕生日とかいうことより、対米駆け引きの日程に基づいてミサイル発射を計画している(そのほうが北朝鮮にとって得)と私は仮定していたのですが、「4月いっぱいを、米韓軍事演習に対抗する口実で抑止力誇示実績を積む時期とする」(それが北朝鮮にとって得)ならば、4月下旬がミサイル発射の最適時期になります(北朝鮮にとって)。
 なので、そろそろ頃合的に北朝鮮がミサイル発射する頃からという気がしています。
 そこで本日のニュース
▽北朝鮮 ミサイル発射車両2台を追加配備=韓国筋(聯合ニュース)
 なんとなく北朝鮮が軟化しているかのような雰囲気の報道が多いですが、30日まではまだ何を仕掛けてくるかわからないと思いますね。

(追記)
 なぜミサイル発射が北朝鮮にとって得なのか、補足しておきます。
 仮に今、北朝鮮がミサイルを発射したとして、べつに米韓を狙ったものでなければ、単なる実験もしくは訓練になります。国連安保理決議違反であるし、日本の上空を通過すれば、日本への甚だ無礼な行為になりますが、米韓は攻撃を受けたわけでも、軍事的圧力を加えられたわけでもないので、実際には軍事行動は何も出来ません。合同演習中ならば何らかの圧力強化も可能ですが、演習終了後に新たに軍事圧力というには、北朝鮮の挑発は米韓が受けた脅威度としては充分ではありません(なので、北朝鮮としてはなるべく月末が得)。
 それは日米韓はじめ国際社会が非難の声を高め、国連安保理で制裁強化となる可能性はありますが、すでに非難されてますし、制裁も受けていますから、それがほんのちょっと風当たりが強くなる程度で終わる可能性が高いでしょう。
(この点、日本の報道では「ムスダン発射」⇒「グアムを狙って撃つ」と話が飛躍していることが多いです。あり得ませんね)
 それで北朝鮮としては、この2ヶ月間の心理戦で、対米抑止力アピールを、より固めることができます。その後は現在すでに始まっているような対話をめぐる心理戦に入り、のらりくらりと現状固定化⇒つまり、核武装国として振る舞うことになるでしょう。
 アメリカは言葉では「核保有を認めない」と言っていますが、戦争でつぶす気がないなら、事実上の現状追認とするしかありません。米朝関係は今後も緊張の度合いを高めていくでしょうが、今のところ北朝鮮の思惑通りに運ばれている気がしてなりません。
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  1. 2013/04/21(日) 17:10:46|
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黒井文太郎

Author:黒井文太郎
 63年生まれ。『軍事研究』記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長などを経て、現在は軍事ジャーナリスト。専門は各国情報機関の最新動向、国際テロ(とくにイスラム過激派)、日本の防衛・安全保障、中東情勢、北朝鮮情勢、その他の国際紛争、旧軍特務機関など。

 著書『ビンラディン抹殺指令』『アルカイダの全貌』『イスラムのテロリスト』『世界のテロと組織犯罪』『インテリジェンスの極意』『北朝鮮に備える軍事学』『紛争勃発』『日本の情報機関』『日本の防衛7つの論点』、編共著・企画制作『生物兵器テロ』『自衛隊戦略白書』『インテリジェンス戦争~対テロ時代の最新動向』『公安アンダーワールド』、劇画原作『実録・陸軍中野学校』『満州特務機関』等々。

 ニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験あり。紛争地域を中心に約70カ国を訪問し、約30カ国を取材している。




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